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フィギュア スケート コラム 2010年1月11日

【フィギュアスケート】欧州選手権直前、気になる情報が続々

フィギュアスケートレポート by 宮本 あさか
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年が明けてから記録的な寒波に襲われている欧州各地ですが、1月18日から欧州フィギュアスケート選手権を迎え入れるエストニアも極寒状態です。気温はなんと氷点下15度まで急降下……。ただし天気予報によれば大会2日目からは寒さも緩み、マイナス6度程度と「比較的」暖かくなるようです!

◆ドイツ
五輪枠:女子1、男子1、ペア2、アイスダンス1

新年早々、フィギュア界に不安が駆け巡りました。ドイツのペア、サフチェンコ&ゾルコーヴィ組のアリオナ・サフチェンコが伝染性単核球症を患っているかもしれない……というニュースです。ペアのサフチェンコ&ゾルコーヴィ組といえば現役世界チャンピオン。国内選手権6連覇、欧州選手権3連覇、世界選手権2連覇の2人には、当然、バンクーバー五輪でも金メダルの期待がかかっています。しかし伝染性単核球症にかかっていたら、メダルどころか、五輪出場さえ不可能になってしまうでしょう。発熱、のどの痛み、リンパ節の腫れなどを引き起こす伝染性単核球症は、トップアスリートにとっては完全復帰に数ヶ月から年単位を擁することでも知られる厄介な病気です。欧州選手権不参加、五輪絶望――と、各国メディアは早々と書き立てました。

幸いにも1月7日に発表された精密検査の結果によれば、サフチェンコの病気は単純なインフルエンザとのこと。欧州選手権にも十分間に合いそうです!ちなみにサフチェンコ&ゾルコーヴィ組は、至極当然のことですが、ドイツフィギュアスケート連盟が定める五輪出場基準を軽々とクリアしています。まあ、彼らはチャンピオンですから、「特別基準(とはいってもハイレベルな)」が設けられていたのですが。

【ドイツ五輪代表選考基準】
・基本は2009年秋から始まるシーズンで、ISU大会3つとドイツ国内選手権でのポイント基準をクリアすること
※ポイント基準:女子128p、男子173p、ペア138p、アイスダンス145p
・ペアに限っては、2枠のうち1枠はサフチェンコ&ゾルコーヴィ組用。
※同組が2009/10グランプリシリーズで1つでもメダルを獲得すれば五輪代表決定
・複数の候補がいる場合、欧州選手権で好成績を出した選手が五輪代表へ

つまり今季のグランプリシリーズで、スケートカナダ優勝・エリック杯3位・ファイナル3位というサフチェンコ&ゾルコーヴィ組は、文句なしの五輪代表というわけですね。最終的なドイツ五輪代表選手は、2月1日に正式発表される予定です。

◆フランス
すでに五輪代表選手が発表され、Road to Vancouverに関するサスペンスは終了したフランス。
★選手リストはこちら

男子のジュベールと、アイスダンスのドロベル&シェーンフェルダー組がメダルの期待を背負うのですが、なにやらドロベル&シェーンフェルダー組が「欧州選手権に出場しないかも」などと言い始めています。実力はお墨付きの2人ですが、それにしても仮に欧州に出ないとなると、ファンたちは2人の仕上がりぶりを確認することが出来ません。特に気になる部分もあるのですが……。

・ドロベルは10月1日に出産したばかり。体力面は完全に復活しているの?
→出産2週間後から氷上でのトレーニングを再開。現在は毎日午前中は2~3時間の氷上練習。さらに週4日ほどはプラス3時間のフィジカルトレーニングを行っているとのこと。1月7日に体力テストを行ったが問題なし。/p>

・欧州に出場しないとなると、五輪が今季唯一の公式大会。プログラム、エレメントの構成は大丈夫なの?
→1月7日にリヨンで行われた公式練習に審判団を招待。あらゆる技術的エレメントを全て確認してもらい、プログラムの評価も上々の様子。

欧州不出場はまだ確定ではありません。ただしドロベル&シェーンフェルダー組とフランススケート連盟の一致した意見は「あくまでも大切なのは五輪」。欧州選手権への出場に関してはシェーンフェルダーは「戦術的な問題」、連盟側は「ポーカーゲーム」とのこと。つまり欧州で完璧なスケートが出来るのならば出場、未だ2人の演技がパーフェクトに達していない場合は、審判やライバルにマイナスの印象を与えないようにあえて出場しない方を選ぶのかもしれません。

◆スウェーデン

ドイツとフランスの上記2組は、すでに祖国の五輪代表を手に入れています。欧州選手権を目の前に体調不安などはあっても、結局は五輪本番にピークの頂点を持ってくることが出来ればよいのですよね。ところがスウェーデンの男子2選手、クリストファー・ベルントソンとアドリアン・シュルタイスは、まずは欧州選手権での激しいバトルを勝ち取らなければなりません。
★詳細はこちら

そして少々不利な基準を強いられているらしい年上のベルントソンが、先日、祖国のラジオ放送に出演しました。ベルントソンは2人の五輪出場基準が違うことを認め、さらに「ボクは説明を受けたよ。五輪出場権を手に入れるためには、シュルタイスよりもかなり上の成績を出さなければならない、ってね」と語っています。「だからボクはそれを実行するだけのこと」と男らしく断言し、アンフェアな基準に対してはノーコメントを貫き通したようですね。両選手の真剣勝負からは絶対に目が離せませんよ。

★欧州選手権のエントリーリストが発表されています。公式ページで確認して下さい。

★J SPORTSでは1月はフィギュアスケート全米選手権、欧州選手権、四大陸選手権を放送します!

宮本あさか

宮本 あさか

みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。

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