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ラグビー コラム 2026年10月23日

関東大学対抗戦序盤の注目カード 昨季2位の筑波大学が全勝の早大に挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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関東大学対抗戦Aは9月12日に開幕し、第3節を終えて明治大学、早稲田大学、帝京大学が3戦全勝、勝ち点18で並んでいる。昨季2位の筑波大学は1勝2敗で勝ち点8。苦しい戦いが続くが、第3節では明治大に対して前半はリード。後半逆転を許したものの粘り強くディフェンスし、接点の攻防でも一歩も引かずに好ゲームを繰り広げた。その筑波大と早大の対戦は第4節の注目カードだ。試合は、10月25日(日)、ユアテックスタジアム仙台で午後1時にキックオフされる。

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全勝の早大は1年生の活躍が目立つ。日本体育大学を69-0で破った第1節では、FBで起用された1年生の吉廻温真(早稲田佐賀)が先制トライしたほか非凡な才能を披露。第2節の立教大学戦は67-3で勝利したが、HO堂薗尚悟(桐蔭学園)、LO笹部隆毅(東海大相模)、SO竹山史人(桐蔭学園)、CTB東佑太(東海大大阪仰星)、吉廻らの1年生が堂々たるプレーを見せ、東がPOMに輝いた。そして、第3節は青山学院大学に78-0。ここでも1年生のFB髙野恵次郎(小倉)が対抗戦先発デビューを飾っている。

対する筑波大は、第1節では立教大に51-15で勝利したが、その後は、帝京大に20-48、明大に21-39と健闘虚しく敗れている。こちらも1年生SO杉山祐太朗(京都工学院)が立教大戦でPOMに輝き、同試合では1年生SH宮下隼(國學院久我山)も対抗戦デビューを果たした。このほか、NO8新里堅志(2年、桐蔭学園)、WTB内田慎之甫(2年、佐賀工)ら若い選手の活躍が目立つ。特に内田のスピードは目を見張るものがあり、身長167cmと小柄ながら力強いタックルで大きな選手を倒し存在感を高めている。

 

10月23日、両チームが試合登録メンバーを発表した。早大は10月11日の青学大戦からメンバーがほとんど変わっていない。FWの8人は変わらず。PR杉本安伊朗(4年)HO堂薗、PR新井瑛大(4年)のFW第一列に、第二列は笹部と小林光晴(3年)、第三列は機動力があり、ターンオーバーの能力も高いFL久我真之介(3年)、牧錬太郎(3年)、NO8城央祐(3年)。HB団の大賀雅仁(4年)、竹山は素早いパスワークで攻撃をテンポアップする。両CTBも島田集成(3年)、東で同じ。変更があるのは、WTBだった池本晴人(4年)がFBに下がって、松本桂太(2年)が入るところのみ。右WTBは引き続き西浦岳優(3年)だ。リザーブにキャプテンのHO清水健伸(4年)、怪我で離脱していたSO服部亮太(3年)が入ったのは頼もしい。もし試合が劣勢になった場合、流れを変えるプレーが期待される。

 

一方、筑波大も10月11日の明大戦からFW8名は変わらない。PR北田勇翔(3年)、HO浜浦幸太郎(3年)、PR茨木海斗(3年)。茨木は明大戦でも相手の上体を抱え込んでターンオーバーを勝ち取るなどそのパワーは際立っている。FW第二列はキャプテンのLO白丸智乃祐(4年)、副キャプテンLO磯部俊太朗(4年)のコンビ。第三列は、FL加藤寛樹(3年)、将来日本代表入りが期待される中森真翔(3年)、NO8野口健。BKは2名のみ変更。SHは明大戦ではWTBだった深田衣咲(2年)が務める。スピードある深田がどう機能するか興味深い。SOは引き続き1年生の杉山。両CTBは朴大優(3年)に代わって岡本泰一(3年)が入り、13番のCTBは林勇太(3年)。11番のWTBは深田がSHに上がったことで、飯岡健人(4年)が入り、14番のWTBは内田、FBは増山将(4年)が務める。内田の爆発的なスピードは、この試合でも観客席を沸かせるだろう。

ここまでの戦いぶりを見る限り、早大の流れに乗ったスピーディーな攻撃はディフェンス側には脅威だ。筑波大としては接点で圧力をかけ続け、ターンオーバーを狙うなど常にプレッシャーをかけ続けたい。フィジカルの優位性を出して戦えるかどうかは見どころの一つ。早大はそのプレッシャーのなかでテンポアップした攻撃ができるかどうか。攻守に動き出しの早さで上回りたい。今後の上位陣との戦いに向かって真価を問われる。昨季の両校は第3節で対戦し、早大が39-13で勝っている。それは昨年の対抗戦で筑波大が喫した唯一の黒星だった。果たして今年は。キックオフ直後の攻防から目が離せない。

文:村上 晃一

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村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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