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静岡ブルーレヴズ(静岡BR)が会心のトライを重ねてホストゲーム2連勝を飾った。対するトヨタヴェルブリッツ(トヨタV)は2節連続で前半に大量失点して、課題を克服できなかった。1月25日(日)、快晴のヤマハスタジアム(静岡県磐田市)には、冷たく、強い風が吹きつけた。レヴズブルーで染まったスタンドには、8,368人の観衆が集った。静岡BRの先頭でフィールドに登場したのは、PR(3番)伊藤平一郎。トップリーグ、リーグワン通算100試合の記念すべき戦いとなった。
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午後2時、静岡BR・SO家村健太のキックオフ。開始6分、その伊藤が先制トライをあげる。トヨタVのトライライン直前の右ラインアウトからモールを組んだ静岡BRは、手束レフリーの「ユーズイット」(ボールを使って)の声で、HO日野剛志が素早くパスを出し、CTBチャールズ・ピウタウが縦突進。トライラインに迫ったラックから左へ。FLマルジーン・イラウアがそのままトライまで突進するかと思いきや、左にサポートした伊藤平一郎に素早くパスを出す。そのまま伊藤がポスト下にトライ。レヴズサポーターの笑顔がはじけた。WTB奥村翔のゴールも決まって、7-0。
直後のキックオフからはトヨタVの連続攻撃が始まったが、静岡BRはこれを食い止め、チャンスをつかむ。前半11分、ハーフウェイライン付近のラインアウトから、右オープン攻撃でCTBセミ・ラドラドラのオフロードパスを受けたNO8リッチモンド・トンガタマが大きくゲインし、最後はリーグワンデビューとなったLOダニエル・マイアヴァのパスを受けたLOマリー・ダグラスがトライエリアに走り込む。
5分後には、ピウタウがタックルを受けながら、ラドラドラに繋ぎ、奥村が快足を飛ばして右コーナーにトライをあげた。スコアは19-0。さらに前半19分、FB山口楓斗が持ち前のスピードでディフェンダーを振り切りながら、WTBヴァレンス・テファレにパスを送り、やすやすと左コーナーにトライして観客を喜ばせる。圧巻の4連続トライだった。
ジャパンラグビー リーグワン2025-26(1月25日)
【D1 第6節 ハイライト動画】静岡ブルーレヴズ vs. トヨタヴェルブリッツ
風下の静岡BRは、ディフェンスで粘って奪い取ったボールを手放すことなくつないだ。FW陣がディフェンスを縦に切り崩し、両CTBが強さとスキルの高さでボールをつなぎ、広いスペースを山口のスピードでさらにチャンスを広げて両WTBが決める理想的なトライが続いた。トヨタVも前半終了間際にCTBシオサイア・フィフィタがトライを返し、24-7としたが、24失点は最後まで響くことになる。
後半は風下に立つトヨタが攻勢に出たが、後半7分、先にトライしたのは静岡BRのイラウアだった。そして、勝利を決定づけたのは後半16分のトライだ。先発のHO日野剛志に代わって24歳の作田駿介が入った直後のこと。トヨタVのトライラインまで5mの地点で得たスクラムを作田が最前列でリードし、スクラムトライを奪ったのだ。「作田は他のプレーは地味ですが、スクラムだけは派手に行ってくれます」。藤井雄一郎監督の言葉も弾んだ。まっすぐ押し切る力強いトライで、スコアは36-7。ほぼ勝敗は決した。
後半30分あたりからは、トヨタVもHOスカルク・エラスマスがモールからトライし、35分には交替出場のSH田村魁世がトライし、36-19まで差を詰めたが、ここまでだった。静岡BRは終了間際にも、PKからスクラムを選択。「レヴズコール」で観客も後押し。ここで得たPKから、後半12分に投入されたFLクワッガ・スミスが速攻を仕掛けてダメ押しのトライをあげた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは100キャップの伊藤平一郎が受賞。家族の祝福を受けた。
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放送日時:2026年1月26日(月)午後 10:00 ~ J SPORTS 1
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【45分ハイライト】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第6節-6 静岡ブルーレヴズ vs. トヨタヴェルブリッツ
放送日時:2026年1月26日(月)午後 9:15 ~ J SPORTS 1
ゲームキャプテンを務めたピウタウは、「FWがセットピースでしっかり基盤を作ってくれました。コーチ陣から明確なプランを与えられており、風下の前半はボールを保持して、スキルを遂行できました」と語った。バイウィーク(一週の休み)を前にした会心の勝利で、選手たちの表情は明るかった。マイアヴァという新戦力も、さらにFW陣の層を分厚くするだろう。静岡BRは、第7節(2月7日)、神戸ユニバー競技場で神戸スティーラーズと対戦する。
対するトヨタVは5連敗。タックルにスティールにと奮闘した姫野和樹キャプテンは、「ただただ残念です。2試合連続で前半に試合が決まってしまうような内容でした。前半のうちに修正できませんでした」と言葉を絞りだした。ディフェンス面で密集周辺にFW陣の立ち方が狭く、外側のスペースを守るBKにプレッシャーがかかったという。第7節は、瑞穂ラグビー場でのホストゲームで横浜イーグルスとの対戦で、連敗脱出を目指す。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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