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ラグビー コラム 2026年1月19日

【ハイライト動画あり】あの日から31年。神戸スティーラーズ4連勝! 好調のブラックラムズ東京を圧倒

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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あの日から31年が経過した2026年1月17日(土)。コベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)が全身全霊をかけたファイトで計10トライをあげ、2連勝中だったブラックラムズ東京(BR東京)を圧倒した。阪神淡路大震災が発生したのは1995年1月17日のことだ。震災を実体験として知る選手は少なくなったが、チームとして震災のことを伝えるために神戸Sもさまざまな活動を行ってきた。いつもより気持ちが昂るのは自然なことだった。

1月17日に、リーグ戦が開催されるのはジャパンラグビートップリーグ時代を含めて初めてのこと。リーグワン2025-26ディビジョン1第5節、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場には、6,049人のファンが集い、両チームの戦いを見守った。キックオフ前には被災者への黙とうがささげられ、午後12時8分、神戸Sのキックオフで試合は始まった。前半3分、神戸SはCTB李承信が先制PGを決める。

しかし、最初のトライはBR東京が決めた。8分、神戸Sのトライライン直前のスクラムでBR東京がオフサイドの反則を犯し、そのPKからのタッチキックがノータッチとなるところからBR東京がカウンターアタックを仕掛ける。FBアイザック・ルーカスの大きな前進からチャンスを作り、連続アタックのなかで、LO山本嶺二郎がディフェンスラインを突破し、FLリアム・ギルにつないだもの。SO中楠一期がゴールを決めて、3-7と逆転する。

その後もチャンスを作ろうと仕掛けるBR東京だが、ミスなどで波に乗れず、試合の流れは神戸Sに傾いていく。13分にはトライライン直前のラインアウトを得た神戸Sがモールを組み、LOブロディ・レタリックがトライ。その後のゴールは、SOブリン・ガットランドから今季初めてミスをしたが、8-7と逆転。19分には、レタリックがタックルされながら正確なオフロードパスを出し、パスを受けたアーディ・サベアがトライラインに迫ると、素早く左オープンに展開し、CTBアントン・レイナートブラウンが、左タッチライン際のWTBイノケ・ブルアにロングパスを送った。レタリック、サベア、レイナートブラウンというニュージーランド代表トリオが演出する連続トライで、神戸Sは13-7とリードを広げた。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(1月17日)

【D1 第5節 ハイライト動画】コベルコ神戸スティーラーズ vs. ブラックラムズ東京

前半25分には、FLティエナン・コストリーが左タッチライン際を快走してトライラインに迫り、最後はレタリックがトライ。ゴールも決まって、20-7。直後のキックオフからの攻防では、ハーフウェイライン付近で神戸Sがターンオーバーに成功すると、すぐに右オープンに展開し、コストリー、HOアッシュ・ディクソン、そしてリーグワン初先発のFB伊藤大祐がボールをつなぎ、最後はレタリックが決めた。前半だけでハットトリック(個人3トライ)達成である。

後半にBR東京もCTBのPJ・ラトゥ、NO8サミュエラ・ワカヴァカがトライを返したが、神戸Sに傾いた流れは止まらず、後半投入されたCTBマイケル・リトルが次々にディフェンスラインを突破するなど加点。後半38分には、交代出場のWTBアタアタ・モエアキオラ、リトル、レタリックとパスが繋がり、10トライ目をあげた。レタリックは4トライをあげて、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。神戸Sにとっては、2024年1月~3月以来の4連勝である。この日は初先発の伊藤大祐も非凡なアタックスキルを披露し、リトル、アタアタほか、FLヴィリー・ポトヒエッター、SH日和佐篤、HOシオネ・シメ・マウら交代出場の選手もそれぞれの持ち味を出し、選手層の厚さも感じさせた神戸Sの快勝だった。

J SPORTS 放送情報

 

「この1週間は『神戸の街のためにどうプレーしないといけないのか』ということを選手たちと話してきました。一昨日(の夕刻)と今日の早朝に関しては、震災の集い(阪神・淡路大震災1.17のつどい)に実際に選手自身が参加し、思うことがたくさんありました」と李承信・共同キャプテンは話した。「きょうは、この会場に来ているファンだけでなく、神戸という街に関わるすべての皆さんのためにプレーしたいと思いました。皆さんの笑顔が見たくてプレーして、自分たちに感謝を述べてくださる皆さんの声を聞けて、スティーラーズとしていい活力になりました」。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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