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ラグビー コラム 2025年12月25日

佐賀県に縁あるリコーブラックラムズ東京のホストゲーム。 三重ホンダヒートとの戦いで初勝利を目指す。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26は第3節に入る。最初に行われるのが、12月27日(土)、佐賀県鳥栖市の駅前不動産スタジアムでのブラックラムズ東京(BR東京)対三重ホンダヒート(三重H)だ。BR東京のホストゲームとして開催されるのは、株式会社リコーの創業者・市村清の生誕の地であるからだ。トップリーグ時代の2012-13シーズンにもこの地で試合を行っている。

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BR東京は連敗スタートとなり、ディビジョン1の12チーム中、唯一勝ち点がない。第1節はクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)に28-50、第2節は東京サンゴリアスに15-29で敗れているが、両試合とも先制トライをあげ、拮抗した展開に持ち込みながら終盤に突き放されている。

前節のS東京ベイ戦後、タンバイ・マットソン ヘッドコーチは次のようにコメントした。「より良いプレーをより長い時間継続する必要があります。ハイボールの処理、ラインアウト、そしてターンオーバーからのディフェンスといった点が、この2試合は失点につながってしまいました」。キャプテンのTJ・ペレナラは、「失点の多くはエラーから始まっています。彼らのトライは、おそらく自分たちでコントロールできたはずの内容だったと言えます」と話した。プレッシャー下での精度の高いプレーが初勝利の鍵になる。

対する三重Hも連敗スタートだが、第2節のコベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)戦は、23-28という接戦で、7点差以内の負けに与えられるボーナス点は獲得した。前節はイエローカードが2枚出て数的不利の時間があり、悔やまれる敗戦だった。「われわれはいいラグビーをしていましたし、後半の最初の10分を除けば、キックバトル、スクラム、そのどちらでも優位に立てていました。前半に関しては、ペナルティは4回のみで、我々がいかにコントロールできるチームであるかを示せたと思います」(パブロ・マテーラキャプテン)。

 

BR東京は前節から先発15名中2名の変更と、1つのポジションチェンジがある。4番のLOはハリソン・フォックスに代わってジョシュ・グッドヒューが入り、フォックスは6番へ。6番だった山本秀はリザーブに回った。また、13番のCTBで先発だったラズロー・ソードと、リザーブだったPJ・ラトゥが入れ替わり、ラトゥが先発する。西和磨大内真パディー・ライアンのFW第一列、SHのTJ・ペレナラ、SO中楠一期のハーフ団、LO山本嶺二郎、FLハリソン・フォックス、松橋周平、NO8リアム・ギル、WTB高本とむ、CTB池田悠希、WTBメイン平、FBアイザック・ルーカスは3戦連続の先発になる。

 

三重Hも前節から先発で2名の変更とポジションチェンジがある。5番のLOはヤンコ・スワナポールがリザーブに下がって、トレヴァ・ホゼアが先発。FBだった山下楽平は11番のWTBに移動し、FBにはレメキ ロマノ ラヴァが入る。平野叶翔肥田晃季星野克之のFW第一列、LO西村龍馬、FLフランコ・モスタートパブロ・マテーラ、NO8アセリ・マシヴォウ、SH土永雷、SOマヌ・ヴニポラ、CTB岡野喬吾、ダーヴィッド・ケラーマン、WTB山下楽平、ベン・ボルトリッジは3試合連続の先発。今季加入のマシヴォウは2試合を終えてボールキャリー35でディビジョン1の個人ランキング2位、モスタートはタックル成功数で3位につけている。

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今季初勝利をあげるの、どちらのチームなのか。OPTAのスタッツによれば、BR東京はリーグ戦の三重H戦では、直近11試合で8勝3敗と大きく勝ち越している。BR東京は、今季のディビジョン1でマイボールスクラム勝率100%を記録している2つのチームの1つ(もう1チームは東京サントリーサンゴリアス)。モール成功率も100%で、スクラムとモールが三重Hに対して優位に立てるかどうか、逆に三重Hが圧力をかけるのかは注目ポイントだ。試合は午後1時5分にキックオフされる。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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