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ラグビー コラム 2025年11月14日

昨季の王者・大東大が、首位を走る東海大に挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビーの関東大学リーグ戦1部は、11月15日(土)、16日(日)、第6節を迎える。11月3日(祝・月)の第5節では東海大東洋大による4戦全勝同士の戦いがあり、最後までもつれる展開となったが、28-27で東海大が勝った。互いに粘り強い攻守を見せ、緊張感ある戦いだった。「昨シーズンの経験者が少ないなかで、一戦一戦が経験になっている」と、東海大・木村季由監督はチームの成長に手ごたえを口にした。

第5節を終えたところで、勝ち点を28まで伸ばした東海大が首位に立ち、4勝1敗で勝ち点25の東洋大が2位につける。3位:4勝1敗22点の流経大、4位:3勝2敗19点の関東学大、5位:2勝3敗13点の大東大が追う展開だ。リーグ戦の全国大学選手権の出場枠は3位まで。リーグ戦の勝ち点制は、勝ち=5点、引き分け=3点、負け=1点。3トライ差以上つけての勝利、7点差以内の負けにもボーナス点1が加えられる。つまり、残り2試合で最大12点を加えることが可能だ。3位の流経大から5位の大東大までの差は9点で順位争いは予断を許さない。

11月15日、小田原市の城山陸上競技場では、1位の東海大と5位の大東大が激突する。両者は春季交流大会でも対戦し、55-40で東海大が勝っている。しかし、このときは東海大にはキャプテンのFL薄田周希(4年)、SH北村光基(4年)、CTBコンラッド・セブンスター(3年)らはいなかったし、大東大もNO8ノア・トファエオノ(2年)はいなかった。そのほか、メンバーは大きく違って参考にはならないかもしれない。昨季のリーグ戦では33-33で引き分けており、長年のライバル同士、好試合が期待される。

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11月13日に発表されたメンバーを見ると、東海大は前節の東洋大戦からの変更は先発では1名のみ。NO8上林虎太郎(4年)は欠場し、今回はNO8にキャプテンの薄田が入り、6番のFLだった張剛士(3年)が7番に移動し、6番には第3節以来の先発となる細川聖(3年)が入る。リザーブに入ったFL藤原蒼士(3年)は出場すればリーグ戦初出場。23番の正木空馬(2年)は第2節以来の先発だ。

 

対する大東大は、前節の流経大戦から、先発15名で4人の変更がある。HOは大谷晴輝(2年)から、前節はリザーブだったバイスキャプテンの大西樹(4年)へ。6番のFL小島拓人(3年)は4節以来の復帰だ。6番だったノア・トファエオノ(2年)はNO8へ動き、SOはキャプテン伊藤和樹(4年)が入る。SOとしては今季のリーグ戦初先発だ。FBだった小澤匠(2年)が12番のCTBに動き、FBには3節以来の出場となるタヴァケ・オト(4年)が入る。リザーブのサミュエル・チェズリン(2年)は3節以来のメンバー入り。

東海大は首位に立ってはいるが、残りの2試合を確実に勝たないと首位陥落もあり得る。爆発力のある大東大は怖い相手だ。プレッシャーのかかる試合を乗り越えて大学選手権に臨みたい。大東大は前節、流経大に10-36で敗れて全国大学選手権出場が厳しくなった。しかし、酒井宏之監督はひとつでも順位を上げるため、東海大、東洋大の上位2校に渾身のチャレンジを誓う。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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