人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2025年11月10日

【ハイライト動画あり】筑波大は、ボーナス点獲得の快勝。 縦横無尽に駆け抜け、日体大から15トライ奪う。

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

 

関東大学対抗戦A第5節の日本体育大学筑波大学の試合は、11月9日(日)、スピアーズえどりくフィールドで行われた。振り続く雨の影響でグラウンドも滑りやすく、難しいコンディションになったが、立ち上がりから筑波大がフィールドを縦横無尽に駆け回って主導権を握った。

J SPORTS オンデマンド番組情報

前半2分、筑波大はラインアウトから左オーブンに展開し、WTB内田慎之甫(1年)がトライラインに迫ると、ラックからSH高橋佑太朗キャプテン(4年)が、左タッチライン際のFB増山将(3年)へ素早くフラットなパスを送り、先制トライ。5-0とする。その後は日体大が攻め込むが、筑波大はダブルタックルで押し戻すなど攻撃を寸断。逆に攻勢に転じたが、9分、日体大WTB大野莉駒キャプテン(4年)が判断よくパスをカットして約50mを走り切る。トライ後のゴールも決まって7-5と、日体大が逆転に成功する。

しかし、筑波大に流れは変わらなかった。15分、ラインアウトからの連続攻撃でトライすると、22分にもFL大町尚生(4年)がトライを追加して、19-7と突き放す。29分には、テンポよくボールを動かし、CTB東島和哉(4年)がトライ。ゴールも決まって、26-7とリードを広げた。日体大も攻撃の機会はあるのだが、ハンドリングエラーなどで筑波大のディフェンスを崩し切ることができない。39分、筑波大はハーフウェイライン付近のラインアウトからCTB大内田陽冬(4年)がディフェンスを突破。楢本幹志朗のキックを追った筑波大WTB内田が左コーナーにトライ。スコアは、31-7となる。

後半に入っても筑波大の猛攻が続く。開始2分、自陣10mライン付近で相手キックを確保してのカウンターアタックから内田が左タッチライン際を駆け上がり、タッチライン際にスペースを作ってサポートのSH高橋にパス。高橋がトライラインを駆け抜けた。7分にはPR小澤一誠(4年)がラックサイドをついてトライ。楢本のゴールも決まって、43-7と差を広げる。

ラグビー 関東大学対抗戦2025(11月9日)

【ハイライト動画】日本体育大学 vs. 筑波大学

後半13分、筑波大陣10m付近の日体大ボールのラインアウトでLO中森真翔(2年)が右手を伸ばして相手ボールをスチール。慌てて飛び出したディフェンダーをCTB大内田がかわして抜け出すと、2人、3人とタックラーをかわして約60mを走り切る。このトライでスコアは50-7。その後も、筑波大は、SH高橋を軸に密集サイド周辺を崩し、素早くBKに展開することで、内田、WTB濱島遼(4年)らがトライを重ねた。

後半24分、自陣に深く入られると、前節まで先発で連続出場していた主戦PR茨木海斗(2年)を投入。日体大ボールのスクラムで反則を誘うと、その後もディフェンスラインを押し上げながら激しくプレッシャーをかけ、27分に交代出場の水澤雄太(3年)が左コーナーにトライ。楢本が難しいゴールも決めて、71-7。直後にもLO磯部俊太朗(3年)がトライ。最後は交代出場の今村颯汰(4年)のトライで締め、99-7でノーサイドとなった。

日体大も良いタックルを決めるのだが、筑波大の波状攻撃を止めきることができなかった。攻めてもハンドリングエラーが多く、1トライにとどまった。敗れたチームから選ばれるモスト・インプレッション・プレーヤーは、WTB大野莉駒。前節に続いて2節連続の受賞となった。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは再三ディフェンスを破ったCTB大内田陽冬が受賞した。筑波大は、3トライ以上差をつける勝利で勝ち点6を得て、計22点として4位に浮上。次節(11月22日)は、秩父宮ラグビー場で立教大と対戦。敗れた日体大はいまだ勝ち星がなく、11月24日、熊谷ラグビー場で1勝4敗の青山学院大と対戦する。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ