人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2025年11月7日

勝ち点伸ばしたい筑波大は、 第5節、日本体育大と「えどりく」で対戦

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

 

関東大学対抗戦Aの順位争いは混とんとしている。5試合を終えた上位4チームは、勝ち点6の中にひしめき合っているのだ。1位:早大(4勝1敗、26点)、2位:帝京大(4勝1敗、25点)、3位:明治大(4勝1敗、25点)、4位:慶応大(3勝2敗、20点)。追いかける5位以降の4チームは、11月9日(日)、スピアーズえどりくフィールドで試合がある。

筑波大は上位4チームに3勝1敗という好成績を収めて台風の目となっており、このあとの勝ち点の積み上げが注目されている。現在の勝ち点は16だが、このあとの3試合で勝ち点を伸ばせば、1位の可能性もあり、勝利5点と、3トライ差以上をつけるボーナス点1の計6点を重ねていくのが目標になる。

J SPORTS オンデマンド番組情報

 

その筑波大は今節、日本体育大(0勝4敗、4点)と対戦する。前節(10月26日)、足利ガスグラウンドで帝京大を破ったメンバーからは両PRの変更がある。1番のPRは湯浅大心(4年)に代わって、リザーブだった小澤一誠(4年)が今季2度目の先発。3番のPR茨木海斗(2年)がリザーブに下がって、ここまで4試合連続でリザーブだったイーゴリ・ボンダレンコが先発する。そのほかの13人は変わらず。

キャプテンのSH高橋佑太朗(4年)、前節プレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞したSO楢本幹志朗(4年)のハーフ団でゲームをコントロール。楢本のキックでエリアを進め、FL中森真翔(2年)、NO8浜浦幸太郎(2年)ら走力あるFW、WTB内田慎之甫(1年)、FB増山将(3年)ら決定力あるBKを走らせる。内田は1年生ながら、非凡なランニングスキルやキック力を披露しており、この試合でも注目の一人だ。大内田陽冬(4年)、東島和哉(4年)の両CTBは攻守に安定感があり、空中戦に強いLO磯部俊太朗(3年)、ハードワーカーのLO白丸智乃祐(3年)、FL大町尚生(4年)らバランスの良い編成になっている。

対する日体大も、前節の慶応大戦から先発で2名の変更がある。バイスキャプテンのHO楳原大志(4年)が2試合ぶりに復帰し、前節先発の山本慧(3年)はリザーブに下がる。もう一人はCTB(12番)で、前節負傷退場した川越大地(4年)に代わって、ラコマイソソ イマニエル(3年)が今季初出場となる。昨季の筑波大戦ではSOで先発しており、SO五味侑也(3年)とともにBKラインを動かしたい。五味はキック力があり、楢本との陣地の取り合いは見どころのひとつ。前に出るディフェンスで筑波大にプレッシャーをかけ続け、前節の慶応大戦で3トライをあげ、モスト・インプレッシブ・プレーヤーを受賞したWTB大野莉駒(4年)を走らせたい。日体大の今季のスローガンは「tough choice(タフチョイス)」。試合中の苦しい時間帯も、あきらめずに走り続けることを標榜している。筑波大に対しても、それを80分間徹底したい。

両チームは、昨季の第6節で対戦し、62-7で筑波大が勝っている。筑波大としては、できるかぎりトライを多くて勝ち点を伸ばしたい。全国大学選手権での悲願の優勝を見据えても、1位で対抗戦を通過したほうが組み合わせは有利になる。立ち上がりからアグレッシブに攻めるだろう。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ