人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2025年11月5日

【ハイライト動画あり】大東文化大学、2年連続で流通経済大学に敗戦。大学選手権が遠のく1敗。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by スポーツ大東編集部
  • Line

SOとして初先発の関口

11月3日(月・祝)、文化の日の秋晴れの空と、時折強風が吹きつける『スピアーズえどりくフィールド』で、リーグ戦の第5節が行われた。前節、法政大学との試合に敗れ、2勝2敗となった大東文化大学と、開幕3連勝を収めるも前節は関東学院大学に敗れた流通経済大学が一戦を交えた。

ラグビー 関東大学リーグ戦2025

4年生で主力の伊藤和樹主将(スポ科4=青森山田)を筆頭に、副主将の大西樹(スポ科4=御所実業)や、小田桐祭(スポ科4=磐城)がリザーブとしてメンバー入り。先発メンバーとしては、関口真生(経営2=大東文化第一)が初のSO(スタンドオフ)として出場した。

風上からのキックオフレシーブで始まった試合は、開始早々から両チームとも強風に影響を受ける試合内容となった。先に得点機を作ったのは流通経済大学。

前半5分過ぎ、大東大は流経大のハイボールでディフェンスラインを乱されると、左サイドに数的不利の状況を作られる。相手の人数が揃い、サイドラインまで展開され先制点を許す。

その5分後、自陣での相手ボールラインアウトでこぼれたボールをLO(ロック)ヴィリ・ムナ(外英2=開志国際)が拾い、大きなゲインを見せる。得点につながるかと思われたが、ブレイクダウンでボールを失い、トランジションのディフェンスに対応できずインゴールを明け渡す。

0-10とされ、何としてもトライが欲しい大東大。18分、流経大のオフサイドの反則が重なり、タッチキックをゴール前まで運び、アタックエリアに入る。しかし、流経大のディフェンスも固くフェーズを重ね、徐々に前進する。

ゲームキャプテンを務めたCTB橋本

10フェーズ目を越えた場面でBK(バックス)に展開。ゲームキャプテンのCTB(センター)橋本颯太(スポ科4=熊谷工業)がディフェンスラインの段差を見逃さずラインブレイク。

勢いそのまま左サイドに回りこんだSO関口が、インゴールに飛び込みトライ。ゴールは決まらずスコアは5-10。このまま追加得点を狙いたい大東大だが、規律の乱れやノックフォワードのミスから失点。点差を広げられ5-17で前半を終える。

迎えた後半、風下でロングキックの有効性が低下する状況。後半からSH(スクラムハーフ)を徳重隼(スポ科1=黒沢尻工業)に交代し、試合のテンポを上げる起爆剤を投入。

後半立ち上がりから、両チームともチャンスを活かせずに迎えた後半20分、大東大は流経大のハイタックルのペナルティから得たラインアウトを起点に攻撃を組み立てる。

ラック付近でフェーズを重ね、左サイドの空いたスペースを見逃さなかったCTB橋本が、FW(フォワード)からのバックドアパスを、大外で待つWTB(ウイング)大方維織(経営2=青森山田)にパスをつなぎ、後半最初のトライを決めた。

ゴールは外れ10-17とし、追加点で同点に追いつきたい大東大。しかし、トライ直後の流経大のキックカウンターでタックルを決められず、トライを許し、10-24と突き放される。

CTB橋本が「自分たちのミスから得点につなげられてしまう場面が多かった」と語るように、スクラムやブレイクダウンでのミスを試合内で修正できず、リズムをつかめない。

27分に主将の伊藤が途中出場。試合の流れを取り戻しにかかるも、流経大の球際の強さに苦戦し、34分と46分にトライを奪われ、10-36。ゴールキックが決まったと同時にノーサイドの笛が鳴った。

ラグビー 関東大学リーグ戦2025

【ハイライト動画】流通経済大学 vs. 大東文化大学(11月3日)

SO関口は「コミュニケーション不足で周りとの連携が欠けていた」と試合を振り返った。ここまで2勝3敗で勝ち点は13点、全体で5位。大学選手権に出場するためにはリーグ戦の残る2戦で必ず勝ち星をあげ、ボーナスポイントも必要不可欠である。

残るは東海大学戦と東洋大学戦。両チームとも春季交流大会では敗北を喫し、下馬評は対戦校に傾いている。今年のチームの言葉は「NEXT」。常に次を見据え、前節からの2連敗で下を向いている暇はない。

酒井宏之監督は残りの試合に向けて「4年生の意地を見たい」と話す。残り2戦で大東ラグビーの真骨頂を最大限に発揮できるかは4年生にかかっている。

文/写真:宮田脩平(スポーツ大東編集部)

大学ラグビー

スポーツ大東編集部

スポーツ大東編集部

1967年創刊。大東文化大学体育連合会所属。現在活動している部員数は13名。ラグビー部や陸上競技部、テコンドー部など国内外で活躍する「大東スポーツ」を、年4回の新聞発行やホームページ、X、Instagramで学生たち自ら情報を発信する。
ホームページ:https://sports-daito.com/
X:https://x.com/supodai
Instagram:https://www.instagram.com/supo__dai?igsh=bmdncWI1ZjR3d3N0&utm_source=qr#

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ