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「リポビタンDチャレンジカップ2025」日本代表vsオーストラリア代表 は、10月25日(土)、午後2時50分より、国立競技場(東京都新宿区)で行われる。この秋の日本代表戦は「史上最もタフな5連戦」と言っていいだろう。オーストラリア代表戦から始まるテストマッチシリーズは、11月1日=南アフリカ(世界ランキング1位)、11月8日=アイルランド(同3位)、11月15日=ウェールズ(同12位)、11月22日=ジョージア(同11位)と、13位の日本代表よりも上位ばかり。それだけ日本代表のステイタスが上がったということでもあるが、選手たちにとっては心身ともにタフな連戦となる。
ラグビーワールドカップ2027のプール分け抽選会は、12月3日に行われる。2027年大会は参加チームが24に拡大されるため、4チームずつ6プールに分かれての一次リーグを行い、上位16チームが決勝トーナメントに進む。抽選会は12月3日時点での世界ランキングで1位グループ(1位~6位)、2位グループ(7位から12位)と、順位によってプールを割り振るため、日本としては12位以内に入り、抽選を少しでも有利に進めたい。そのためには、この5連戦で1つでも多く勝ち星をあげることが重要になる。
また、2027年に向かってメンバーを固めていく時期でもあり、各選手にとっては、一戦一戦が大切な機会になる。日本代表とオーストラリア代表の対戦成績は、1975年の初対戦からオーストラリア代表の6戦6勝。直近では2021年10月23日、昭和電工ドーム大分で戦い、32-23という僅差勝負になったが日本代表が敗れている。
25日に試合に向け、23日午後、日本代表の登録メンバーが発表になった。パシフィックネーションズ(PNC)の決勝戦(9月20日)でフィジーと戦ったメンバーからは、先発FW2名、BK4名の変更がある。FWでは、6番のマキシ ファウルアに代わってベン・ガンターが怪我から復帰。8番にはファカタヴァアマトに代わって、PNCは外れていたリーチ マイケルが入る。小林賢太、江良颯、竹内柊平という機動力あふれるFW第一列、ジャック・コーネルセン、ワーナー・ディアンズのFW第2列も変わらない。
BKでは藤原忍、李承信のハーフ団がゲームを操り、CTBには中野将伍、ディラン・ライリーという突破力ある2人が並んだ。WTBは仕事人の長田智希にキレキレのステップが魅力の石田吉平。先週のオーストラリアA代表で鮮烈なトライをあげた矢崎由高がFBで先発する。フィジー戦から変わらないのは藤原、李、長田の3人だ。リザーブには、この秋新しく選ばれたタイラー・ポールが入った。出場すれば初キャップになる。PNCで活躍した選手を軸に、怪我からの復帰が多く、新顔はタイラー・ポールのみで、2027年のメンバーがある程度固まっていることを感じさせる編成だ。
対するオーストラリア代表も、イングランド、イタリア、アイルランド、フランスと対戦する欧州ツアー前の大事な一戦だ。メンバーには経験の浅い選手も含まれる。キャプテンを務めるのは3キャップ目のFLニック・チャンピオン・ド・クレスピニー。ウェスタン・フォースの選手で、ワラビーズの第92代キャプテンとなる。フォースのFLカルロ・ティッツァーノ、ブランビーズのNO8ロブ・ヴァレティニとともにFW第三列を形成する。3番のPRに入るゼイン・ノンゴールは17キャップ目で初の先発出場。186cm、124kgの巨漢だ。LOルカン・サラカイア=ロトは、200cm、133kgで43キャップ。これら大きなFWがアグレッシブに前に出て日本代表のディフェンスに圧力をかけてくるだろう。
ハーフ団は、ワラタスのSHジェイク・ゴードン(32キャップ)と、SOテイン・エドメド(4キャップ)。怪我から復帰のWTBディラン・ピーチ、45キャップのFBアンドリュー・ケラウェイは仕事量も多く、スピードもあり、日本代表にとって怖い存在。レッズのCTBコンビ、ハンター・パイサミとジョシュ・フルックの突進力も警戒が必要だ。先週のJAPAN XV戦で活躍したLOジョシュ・キャナムとCTBハミッシュ・スチュワートはリザーブに名を連ねた。本来のキャプテン、ハリー・ウィルソンもFW第三列のバックアップとしてリザーブ入り。ジョー・シュミットヘッドコーチは、「選手たちは東京の環境にうまく順応しており、チーム全体がブレイブ・ブロッサムズ(日本代表)の脅威を強く意識しています。彼らは激しく速くプレーし、特にホームでは手強い相手です」と話している。最近のオーストラリア代表は、FW陣が激しく前に出て攻撃のテンポを作ってくる。そこでゲインを許せば日本代表は苦しい戦いになる。そこを食い止め、素早いテンポの攻撃でオーストラリア代表を揺さぶりたい。序盤から激しくプレッシャーをかけあう好試合になりそうだ。
文: 村上晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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