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ラグビー コラム 2025年1月10日

11位の東京サントリーサンゴリアス、初勝利なるか。4位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイをホストゲームで迎え撃つ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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リーグワン第4節もタフな戦いが続きそうだ。注目ゲームの一つが、1月12日(土)、秩父宮ラグビー場(東京都港区)で行われる東京サントリーサンゴリアス(東京SG)対クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)だ。東京SGは開幕節から2連敗。第3節はトヨタヴェルブリッツと引き分け。いまだ勝ち星がなく、11位に沈んでいる。持ち前のアタッキングラグビーは試合ごとに改善されているように見えるが、失点が3試合ともに30点を超えているのが気になるところ。ディフェンスを修正し、なんとしても今季初勝利をあげたい。

 

攻撃面についてはSO高本幹也が軸だ。前節はプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出される活躍だった。今季より指揮を執る小野晃征ヘッドコーチは「チームのフィロソフィーであるアグレッシブ・アタッキング・ラグビーに加え、キック、ランの面でもチームを前に運んでいました。高本は成長しているし、さらにレベルアップした姿を来週も見られると思います」と話す。フィジカル最強ともいえるS東京ベイに対し、SH流大、SO高本のハーフ団を軸にいかに効率よくボールを動かせるか注目だ。その他のメンバーでは、先発15人でトヨタ戦からの変更は2人。先発だったPR森川由起乙がリザーブに回って、リザーブだった小林賢太が先発する。LO(4番)は、サム・ジェフリーズに代わってトレヴァ・ホゼアが入った。FW第三列のリザーブ桶谷宗汰は今季初登場となる。

対するS東京ベイは、2勝1敗で4位につけている。第1節ではSOバーナード・フォーリーのドロップゴールでトヨタVに競り勝ち、第2節は埼玉パナソニックワイルドナイツの鉄壁のディフェンスの前に惜敗したが、前節は三重ホンダヒートとの激闘を制した。第1節、3節とPOMに選出されたフォーリーは好調。個人記録では、FLタイラー・ポールがボールキャリー数でリーグ2位の46回を記録。ボールを持って前進した距離(ゲインメーター)では、WTB木田晴斗が242mで2位となっており攻撃面の数字は高い。

 

メンバーは前節の三重ホンダヒート戦から先発15人で6名の変更がある。FW第一列では、HOマルコム・マークス、PRオペティ・ヘルが欠場し、PR紙森陽太がリザーブへ。前3人はPR海士広大、HO江良颯、PR為房慶次朗。CTBは廣瀬雄也が12番で、前節12番だったリカス・プレトリアスが13番に回る。WTB根塚洸雅に代わってハラトア・ヴァイレアが先発し、FBゲラード・ファンデンヒーファーが今季初出場だ。リザーブメンバーでは、HO福田陸人、PRイジー・ソード、LOアキラ・イエレミアが今季初登場。

リーグワンのスタッツ(統計数値)を担当するOPTAによれば、今季ディビジョン1で6以上のドミナントタックル(相手を押し返すようなタックル)を記録している全4選手は、すべてS東京ベイ所属だ。ファウルア・マキシ(7)、タイラー・ポール、メルヴェ・オリヴィエ、江良颯(各6)。東京SGにとって脅威になる選手たちだ。東京SGのラインアウト成功率は今季ディビジョン1トップの98%。次点はS東京ベイ(93%)で手ごわい相手だが、東京SGとしてはラインアウト、スクラムで優位に立ち、セットプレーからの攻撃でS東京ベイを攻略したいところだろう。両チームともリザーブ8人中BKは2人で、最後まで激しいフィジカルバトルが展開されそうだ。第4節になり、負傷者や選手のコンディショニングで新しいメンバーが出てくるチームも増えてくる。ここからは選手層の厚みがさらに問われる戦いになる。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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