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ラグビー コラム 2024年7月1日

【ハイライト動画あり】スタジアムを沸かせるも勝利は遠く。JAPAN XV、マオリ・オールブラックスに完敗

ラグビーレポート by 田村一博
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ラグビー 日本代表強化試合 リポビタンDチャレンジカップ2024

【ハイライト動画】JAPAN XV vs. マオリ・オールブラックス(6/29)

28分、36分にもインゴールに入った。両方の得点シーンは、JAPAN XV陣に入ってすぐに攻め切ったもの。17-5とリードを広げて前半を終えた。

漆黒のジャージーは、後半も決定力が高かった。

3分、マオリ・オールブラックスはPKを得てのゴール前でラインアウト。モールを組んで圧力をかけた後、SHサム・ノックがショートサイドで呼ぶWTBベイリン・サリヴァンへパスを送った。5点追加。22-5と差を広げた。

21分、29分と、マオリBKに走られ、さらに2トライを与えたJAPAN XVは、5-36で迎えた後半40分に1トライを返す。

 

ラインアウトから攻め立て、最後はSH齋藤直人のロングパスを受けたWTB根塚洸雅が左隅に飛び込んだ。先制トライから75分後のことだった。

試合を終えたHO原田、SH齋藤の共同主将は、試合後の会見で神妙な表情だった。

原田は「モールとスラムで押す。それがプランで、FWはその準備をしてきました。それを、プライドを持ってやったので、(試合中のプレーの)選択に後悔はありません。あとはエクスキューション(遂行雨力)だけだと思います」と話した。

方向性を信じてプレーしている。ただ、結果がついてこないことに悶々としている。

 

ジョーンズHCは、スクラムや若いBKの成長(特にFB矢崎由高についてはめざましい成長と高い評価)を認めながらも、冒頭のように結果は受け入れ難いと話し、あらためて自分たちの目指しているものをこう話した。

「我々がやりたいラグビーは、集団としてのスピードを上げる中で、オプションを持ってプレーするスタイル」

はやさばかりを追求しているわけではない。見たいのは、その先にある判断と精度。そして、その結果つかめる勝利だ。

スタジアムを沸かせるだけの試合は、HCも選手たちも求めていない。ファンだって同じだ。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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