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ラグビー コラム 2024年6月28日

「若手にチャンスを。そして現在地の確認」を目的としたJAPAN XV。情熱的なマオリ・オールブラックスに攻め勝ちたい

ラグビーレポート by 田村一博
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リーダーシップはHO原田衛とSH齋藤直人の2人に、共同主将として委ねられた。ジョーンズHCは両者の将来について、将来の主将候補との見方も示した。
「まずは、プレーで引っ張ってほしい」

原田はセットプレーを安定させる責任感を持ってパックの先頭に立つ。「最初の20分、積み重ねてきたことを全員で出す」と立ち上がりに集中したい。

齋藤はベンチスタートからの役割を果たす。フレッシュレッグとして、テンポを上げるとともに、確かな判断力も発揮したい。「スペースを見つけたら、必ずそこを攻める」とチームにモメンタムを与える一人になる。

早大2年の若さながらイングランド戦でテストマッチデビューを果たした矢崎由高は、この試合でも15番を背負う。
ベンチにも帝京大2年のPR森山飛翔、早大4年のHO佐藤健次、帝京大4年のLO/FL本橋拓馬がおり、出場機会を伺う。未来の日本ラグビーを照らす選手たちだ。

マオリ・オールブラックスは水曜日に来日。準備期間の少ない中でJAPAN XVとの初戦を迎える。
しかし、絆の太さをチームの強みとするのが伝統。深いところでの結びつきで結束し、ハードに立ち向かってくるのは間違いないだろう。

 

今季ハイランダーズで13試合に出場したFLビリー・ハーモンが率いるチームは、FWに力強さと経験値の高い選手が何人もいる。
1番を背負うのはPRジョー・ムーディー。オールブラックスとしてキャップ57。2015年と2019年のRWCに出場している。

2番のカート・エクランド、3番のマルセル・レナタは、今季スーパーラグビー・パシフィックの決勝に出場し、ブルーズ優勝に貢献した。
LOアイザイア・ウォーカーレアウェレはハリケーンズ今季14戦に出場。NO8のカレン・グレースは、ニュージーランド代表のキャップも持つ仕事人だ。

ロス・フィリポHCは、イングランドと戦った日本代表を見て、「新しいコーチで、新しいスタイルに取り組んでいる時期。大変だとは思うが、いいチームになっていくと思う」と話し、続けた。

「とにかくボールをはやく動かすチーム。イングランドがそれに苦しめられている時間帯もあった。我々も、そこは気をつけて戦いたい。しっかり準備する」

BKにも14キャップを持つCTBクイン・トゥパエアらがおり、ハードタックルとバネのきいたランニングを発揮して戦うだろう。
両軍のアタックマインドを考えると、タフな80分が待っているのは約束されている。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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