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セットプレーで大きく貢献したPR杉本
大学ラグビーの春シーズンもいよいよ終盤に差し掛かり、早稲田大学は関東大学春季交流大会の第4節に挑む。迎え撃つのは法政大学。
昨年の大学選手権では54-12と力の差を見せつけた。今回の対戦ではさらなる圧倒劇を演出し、チームの進化を示すとともに、3連勝を挙げているチームの勢いに拍車をかけていきたい。春季大会全勝に向けてラストスパートをかける。
前節は宿敵である明治大学との戦いを制した早大。春季大会での早明戦勝利は11年ぶりと、チームの調子の良さを示している。試合は早大がセットプレーとディフェンスで終始優位に立つ展開。
明大伝統の強力FW(フォワード)と縦突破を見事抑え込んでの勝利となった。春に向けて重点的に立て直しを図ってきたスクラムとディフェンスが、大学トップクラスのチームに通用することを見せるゲームとなった。
セットプレーの安定に大きく貢献したのはPR(プロップ)杉本安伊朗(スポ2=東京・国学院久我山)。2年生ながら、HO(フッカー)佐藤健次主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)と、PR亀山昇太郎(スポ4=茨城・茗溪学園)とともに、最前列でスクラムにおける大きな役割を担っている。
昨シーズンは明大のスクラムに苦戦を強いられていた早大だったが、前節では何度もペナルティを奪い試合の流れを作った。さらに杉本はフィールドプレーでも存在感を発揮。
後半には持ち前のワークレートとボールキャリーの強さで、ゴール前のチャンスフェーズからテンポ良く走り込みトライを挙げている。法大戦でも様々な場面での活躍に期待ができる。
力強くボールキャリーするFL田中
また、早大の好調なディフェンスを支えているのがFL(フランカー)田中勇成(教3=東京・早実)の存在だ。ここまで全試合でスタメン出場を果たしており、チームの中心選手としても存在感を放っている。
運動量の高さはチームでも随一で、グラウンドのあらゆる場所に現れては、献身的にチームに尽力する。法大戦でも早大の守備を牽引する鋭いタックルで、チームを完封勝利へ導くことも期待できるだろう。
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