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昨年度の対抗戦「明早戦」での木戸主将
初戦の流通経済大学戦、2戦目の法政大学戦をどちらも大差をつけた完勝で終え、今年度の関東大学春季交流大会も、順調な滑り出しを見せた明治大学。
そして今週末、宿敵・早稲田大学との大注目の一戦を新潟県デンカビッグスワンスタジアムで迎える。昨年度、公式戦での対戦成績は明大の2勝0敗。黒星が付くことはなかったものの、どちらも実力の拮抗した試合内容となっている。まずは、昨年度の公式戦2戦を振り返っていく。
昨年度の春季大会では、熊本地震の復興支援のために熊本県えがお健康スタジアムで行われた。初の熊本県開催となった明早戦ということもあり、会場には5000人を超えるラグビーファンが駆け付け、選手たちに熱い声援を送った。
前半は明大が主導権を握り、抜群のディフェンス力で相手のトライを1本に抑えるも、後半で早大が意地を見せ反撃。それでも明大がリードを守り切り、45-24で春の明早戦を制した。
関東大学対抗戦での伝統の一戦は、雲一つない晴天の冬空の下、聖地・国立競技場での開催となった。スタンドのファンや、OB、OGとの校歌の大合唱が会場中に響き渡り、熱気にあふれた空気感の中で試合は幕を開けた。
明大は試合序盤からFW(フォワード)、BK(バックス)ともに圧倒的な攻撃力で、次々とトライを重ねていく。また、春の一戦と同様に見事な守備力も見せ、早大をノートライに抑えると、27-3の完璧な形で前半を終えた。
後半も攻撃の手を緩めることなく明大が追加点を挙げていくも、途中から状況が一変。早大の意地が感じられる怒涛の連続3トライもあり、一時は8点差まで追い上げられる展開に。
それでも、すぐさま明大がトライを取り返し、早大の逆転ムードをかき消すと、そのままの勢いで点差を守り切り勝利。58-38という明早戦史上最多得点となる激しい攻防の末、両者のプライドを懸けた熱い一戦を制してみせた。
昨年度の2試合を振り返ってみると、どちらも前半は明大ペースで圧倒するも、後半で危うい点差まで追い上げられ、早大に反撃を許す展開となっている。明早戦は互いの意地と意地がぶつかり合うプライドをかけた戦い。
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