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ラグビー コラム 2024年3月14日

プレーオフ進出に向けて負けられない金曜日の決戦。横浜キヤノンイーグルスvs.クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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イーグルスはプレーオフ圏内の4位・神戸製鋼コベルコスティーラーズとは、勝ち点差が1。強みの展開ラグビー、そしてFWのモールでトライを重ねて勝利したい。

一方、昨季王者のスピアーズは、開幕戦に東京サントリーサンゴリアスに敗戦するなど、シーズン序盤に2連敗。その後、2連勝したものの、第8節で三菱重工相模原ダイナボアーズに28-34、前節はトヨタヴェルブリッツに27-21と再び連敗。連覇へ向けたトップ4入りに向けて、負けられない試合となった。

ヴェルブリッツ戦後の会見で「最後に勝ち点1を取れたことは、今後重要になってくる。イーグルス戦はショートウイークなので、しっかりと準備をして挑みたい」と話したフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は、前節からFW2名、BK2名の計4名の先発を入れ替えた。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ

FW第1列はHOスカルク・エラスマスと、PRは1番には海士広大が引き続き入り、3番には先週リザーブだったオペティ・ヘルが上がった。LOはヘル ウヴェが先発に上がり、デーヴィッド・ブルブリングとコンビを組む。バックローは変わらず、日本代表のFLピーター・ラピース・ラブスカフニと末永健雄、NO8ファウルア・マキシの3人が務める。

BKはハーフ団がSH藤原忍とSO岸岡智樹の2人、CTBはキャプテンの立川理道リカス・プレトリアスのコンビは変わらない。WTBはヴェルブリッツ戦でケガをした木田晴斗に替わり、先週14番に入っていた金秀隆が11番にシフト、14番には根塚洸雅が先発に復帰。FBには島田悠平が2試合連続で先発する。

ベンチには、先週、アーリーエントリー制度でリーグワンデビューを果たしたHO江良颯(帝京大学)、PR紙森陽太、北川賢吾、LOにJD・シカリング、FLトゥパ フィナウ、SH古賀駿汰、CTB/WTBハラトア・ヴァイレア、そして明治大学で主将を務めたCTB廣瀬雄也がアーリーエントリー制度でデビューをうかがう。

4位のスティーラーズとは勝ち点差が7のスピアーズとしては、負けられない試合となる。武器であるFWのセットプレーでプレッシャーをかけつつ、決定力あるBK陣でトライを取りきりたい。

両者は昨季、同じカンファレンスで2戦し、第1戦は27-27で引き分けたが、第2戦は15−5でスピアーズが勝利している。プレーオフに進出するために、ともに負けられない試合は3月15日(金)午後7:00から、東京・秩父宮ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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