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ラグビー コラム 2024年2月13日

リーグワン1勝3敗のクロスボーダーラグビー。 継続のために試合の価値をいかに高めるか

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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坂手淳史(埼玉ワイルドナイツ)

リーグワンのトップ4とスーパーラグビーの2チームが対戦した「クロスボーダーラグビー」4連戦が、2月3日から10日に行われ、リーグワンの1勝3敗で終わった。現在のスーパーラグビーは「スーパーラグビー・パシフィック」と銘打ち、ニュージーランド(5チーム)、オーストラリア(5チーム)、フィジーのフィジアン・ドゥルア、サモア、トンガの選手を軸にしたモアナ・パシフィカが参加して行われている。

今回、来日したのはニュージーランドの強豪であるブルーズとチーフスだ。同国代表オールブラックスの中心選手もいるとあって、リーグワンの上位陣とどんな試合をするか注目されたが、スーパーラグビーが一枚上と痛感させられる内容だった。初戦(2月3日、秩父宮ラグビー場)でブルーズと対戦した東京サントリーサンゴリアス(東京SG)は、序盤に3連続トライを献上して完敗。オフロードパスを次々につなぐブルーズの個人技に翻弄された。

しかし、翌日、熊谷ラグビー場でチーフスと戦った埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)は、持ち前の堅守速攻のスタイルをチーフス相手にも発揮し、粘り強く守っての切り返し、モールを押し込んでのトライなどで快勝。リーグワンのレベルアップを証明して見せた。

藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

2月10日(ニッパツ三ツ沢球技場)は、横浜キヤノンイーグルス(横浜E)がブルーズと対戦。22-57で敗れたが思い切った攻撃を見せて観客を沸かせた。同日、昨季のリーグワン王者クボタスピアーズ船橋・東京ベイは、秩父宮ラグビー場でチーフスと対戦。キャプテンの立川理道、オーストラリア代表のSOバーナード・フォーリーを欠きながら、SH藤原忍、SO岸岡智樹らを軸にボールをテンポよく動かして僅差勝負を繰り広げた。

どの試合も見応えがあり、スーパープレーも飛び出して、観客を楽しませていた。唯一の勝利をあげた埼玉WKは、坂手淳史キャプテンが「強くなる、うまくなる、勝ち続けるという高いスタンダードを示すことができた」と、貴重な機会をものにして胸を張った。一方でロビー・ディーンズ監督は開催時期について苦言を呈した。「シーズンの真ん中にこのような試合をするのは、メンタリティー的に簡単ではない。(リーグの順位争いにつながる)競争もなく、ポイントもない。失うもののほうが大きかった」。

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