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ラグビー コラム 2023年12月28日

【ハイライト動画あり】激戦となった日本代表選手の母校対決。全国高校ラグビー大会 2日目の結果

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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勝った鹿児島実業の歓喜

大阪・東大阪市花園ラグビー場では「花園」こと、第103回全国高校ラグビー大会が行われている。12月28日(木)はノーシード校の対決となる、1回戦の残り10試合が第1~3グラウンドで開催された。

◆第1グラウンド結果
◯松山聖陵(愛媛)52-5 近大和歌山(和歌山)●
◯明和県央(群馬)54-5 北越(新潟)●
◯鹿児島実業(鹿児島)17-12 札幌山の手(南北海道)●
◯朝明(三重)22-10 九州学院(熊本)●

松山聖陵が快勝

第1グラウンドでは4試合が行われた。第1試合は四国王者で、5大会連続の出場となった松山聖陵(愛媛)が、近大和歌山(和歌山)と対戦。FW(フォワード)の優位性を活かして、主将のPR(プロップ)村中亮太(3年)らが、6トライを挙げて52-5で快勝した。

第2試合は2大会連続10回目出場の明和県央(群馬)と、25年ぶり2度目の出場となった北越(新潟)が対戦。明和県央が試合開始早々から、PR生方蒼空(3年)らが連続トライを挙げてペースを握ると54-5で大勝した。

札幌山の手のトライ

第3試合は日本代表CTB(センター)中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)の母校・鹿児島実業(鹿児島)と、日本代表リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)の母校で知られる札幌山の手(南北海道)が激突。札幌山の手が前半0-12までリードしたが、鹿児島実業が反撃、後半19分にLO(ロック)中島青空(2年)のトライで逆転し、17-12で勝利した。

朝明のSO浅場の突破

第4試合は2大会連続出場中の朝明(三重)と、7大会ぶり4度目の出場となった九州学院(熊本)が対戦した。朝明は序盤攻め込まれたが、粘りのディフェンスで得点を与えない。すると、徐々に朝明ペースとなり、モールやSO(スタンドオフ)浅場博登(3年)らのトライで、22-0とリードする。最後に九州学院も2トライを返したが朝明が、22-10で勝利した。

◆第2グラウンド結果
●倉敷(岡山)13-22 川越東(埼玉)◯
●飯田OIDE長姫(長野)0-75 高川学園(山口)◯
●遠軽(北北海道)0-45 城東(徳島)◯

第103回全国高等学校ラグビーフットボール大会

【ハイライト動画】1回戦 鹿児島実業 vs. 札幌山の手|激戦となった南北対決

逃げ切った川越東が花園初勝利

第2グラウンドでは3試合が行われた。第1試合は3大会連続出場中の倉敷(岡山)と、3大会ぶり2度目の出場となった川越東(埼玉)が対戦した。前半は川越東がディフェンスからペースを握り、FB(フルバック)南雲優佑(2年)らのトライで15-0と折り返す。後半は倉敷も反撃したが、川越東が22-13で逃げ切り、うれしい花園初勝利を挙げた。

高川学園は初出場で初勝利

第2試合は57年ぶり2度目の出場となった飯田OIDE長姫(長野)が、初出場の高川学園(山口)と対戦した。接点で上回った高川学園が主導権を握り、WTB(ウイング)野村映登(3年)らのハットトリックなどで11トライを重ね、75-0で大勝、花園初勝利を飾った。

第3試合は8大会ぶりの出場となった遠軽(北北海道)と、7大会連続出場となった城東(徳島)が対戦した。展開力で勝る城東は、前半からWTB遠藤穂高(2年)らがトライを重ね、45-0で快勝した。

◆第3グラウンド結果
●山形中央(山形)10-88 光泉カトリック(滋賀)◯
◯京都成章(京都)72-12 富山第一(富山)●
◯名護(沖縄)46-14 松韻学園福島(福島)●

光泉カトリックが大勝

第3グラウンドでも3試合が行われた。第1試合は山形中央(山形)が、強豪・光泉カトリック(滋賀)に挑んだが、地力に勝る光泉カトリックが前半から圧倒し、FW、BK(バックス)一体となったアタックで、14トライの猛攻。88-10で大勝した。

第2試合は伝統的にディフェンス力に定評があり、Bシードと同等の力がある京都成章(京都)が富山第一(富山)の挑戦を受けた。京都成章は持ち前の展開力を見せて12トライを挙げて72-12で快勝した。

第3試合は21回目の出場の名護(沖縄)と、3大会ぶり3度目の出場の松韻学園福島(福島)が対戦した。前半から相手陣で戦いペースを握った名護が、FB宮里快一(3年)のハットトリックなどで、7トライを重ね46-14で快勝した。

12月27日、28日の両日で1回戦が終了し、19チームが花園を去った。そして中1日を空け、30日にはシード校13校も登場し、大会最多の15試合(中部大春日丘vs.高松北は高松北が棄権)が行われる2回戦を迎える。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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