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ラグビー コラム 2023年12月25日

【ハイライト動画あり】京産大、昨季準決勝のリベンジ 8トライの猛攻で早大を下す

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビー 全国大学選手権 23/24 準々決勝

【ハイライト動画】京都産業大学 vs. 早稲田大学

宮尾昌典(早稲田大学)

その後、早大は交代出場のSH宮尾昌典(3年)がPKからの速攻でトライするなど、3トライを奪ったが届かず。この日11本のプレースキックをすべて成功させた辻野のトライでダメを押された。最終スコアは65-28。辻野は1トライ、8ゴール、3PGを決め、一人で30得点の活躍だった。「アタックの早稲田、ディフェンスの京産で、3-0でも勝つイメージでした。キックは丁寧に蹴りました」(辻野)。

部史上に輝く早大からの大勝にも廣瀬佳司監督は謙虚だった。「タレントが揃っている早大に対し、京産大らしくひたむきに戦うことがポイントでした。選手は立派に戦ってくれました」。一方の早大・大田尾竜彦監督は「準備してきたものを出し切れなかった。京産大が非常に強かった」と完敗を認めた。

この結果、2024年1月2日に行われる準決勝(東京・国立競技場)のカードは、明大(関東対抗戦2位)対京産大(関西1位)、帝京大(関東対抗戦1位)対天理大(関西2位)となった。ベスト4に関西勢2校が進んだのは2016年度第53回大会の天理大、同志社大以来7大会ぶり8度目。京産大は10度目の準決勝だが、まだ決勝に進出したことない。三木皓正キャプテンは「キャプテンをしていて、しんどいと思った事は何度もあります。それでも続けて来られたのはたくさんの人の支えがあったからです。みんなを、一番の場所に連れていってあげたい」と話した。明大との試合は、1月2日、午後12時25分キックオフだ。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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