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ラグビー コラム 2023年12月15日

激闘必至の府中ダービー。白星スタートのサンゴリアスとブレイブルーパスが激突

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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東京サンゴリアス vs. 東芝ブレイブルーパス東京

リーグワン2023-24第2節屈指の注目カードである。12月17日(日)、東京都調布市にある味の素スタジアムでは、東京サントリーサンゴリアス(東京SG)のホストゲームとして、ともに府中市に本拠地を持つ東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)との府中ダービーが行われる。

東京SGは開幕節で昨季の王者クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)を52-26で破った。堀越康介キャプテンのトライを手始めに前半20分までに3トライ。リーグワンデビューとなったSO高本幹也も正確なプレースキックと冷静沈着なゲームコントロールを披露。ニュージーランド代表キャプテンのサム・ケイン、南アフリカ代表のチェスリン・コルビの新加入コンビも先発し、コルビはハイパントキャッチ、トライをアシストするパスなどで活躍し、プレーヤーオブザマッチに輝いた。キックを多用し、S東京ベイの強力FWを後ろに走らせ、力を半減させる快勝だった。田中澄憲監督は「きょうは選手たちがプランを信じて、勇気を持ってやり抜いてくれたこと、これに尽きると思います」と語った。

BL東京は先週の土曜日(9日)、味の素スタジアムで静岡ブルーレヴズを43-30で下した。ニュージーランド代表のFLシャノン・フリゼル、SOリッチー・モウンガがデビュー。試合後、リーチ マイケルキャプテンは2人を次のように評した。「モウンガはスピードよりも賢さがあって、チームを前に出すことに優れていると感じます。フリゼルはボールを持ったら必ず前に出られますし、ディフェンスも強い。2人とも、チームにすごく良い影響を与えてくれています」

両チームは11月18日(土) 、プレシーズンマッチを戦い、45-25で東京SGが勝っている。また、リーグワンの統計数値を担当するOptaによると、東京SGはBL東京にホストゲームでは2015年12月(14-25)以来負けていない。しかし、BL東京も直近のビジターゲームで4連勝中だ。

 

15日(金)に発表された両チームのメンバーを見ると、東京SGは先週から先発15名の変更はなし。リザーブ(控え選手8名)では、PR細木康太郎から石原慎太郎、サイモニ・ヴニランギからシオネ・ラベマイ、タマティ・イオアネから桶谷宗汰と3名の変更がある。

 

BL東京は、先発では1名のみの変更で、PRタウファ・ラトゥがリザーブにまわり、眞壁照男が先発する。このほか、HOの控えである16番が森太志から橋本大吾に、SHの控えの21番が高橋昂平から小川高廣に代わった。

第1節の数値では、東京SGはラインブレイク数ではディビジョン1最多タイの14回を記録(埼玉パナソニックワイルドナイツと並ぶ)。一方、BL東京は唯一ディフェンス突破40人以上を記録した(43)。タックラーの届かないところにボールを運んで突破する東京SGと、目の前のタックラーを弾き飛ばし、かわしながら進むBL東京。果たして今回の対戦ではどちらが勝るのか。BL東京のジョネ・ナイカブラは開幕戦で4トライ、東京SGの尾崎晟也は3トライでトライ王争いも始まっている。ここにチェスリン・コルビ、松島幸太朗はからむのか。見逃せない戦いは、16日、午後2時30分にキックオフだ。

文: 村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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