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100周年の早明戦は12月3日(日)、快晴の国立競技場に31,915人の観衆を集めて行われた。第二次世界大戦による休止期間もあり、99回目となった早明戦は午後2時7分、早大FB伊藤大祐キャプテン(4年)のキックオフで始まった。
明大がこのボールを落球(ノックオン)し、早大が最初のチャンスを得る。しかし、早大はボール争奪戦の反則で好機を逸してしまう。その後のチャンスで攻め込んだ早大陣22mラインまで侵入した明大はゴールポスト正面でPKを得たが、PGを狙わず、タッチキック。強気の選択に観客席がわいた。前半5分、ラインアウトからモールを押し込むと、早大のディフェンダーをすべて巻き込んだところでHO松下潤一郎(4年)が無人の左ショートサイド駆け抜けてトライ。5-0とリードする。
安田昂平(明治大学)
明大は、ゴールライン近くのPKからはタッチキックからラインアウトのモールで攻め、遠い位置はPGを狙うというメリハリの利いた判断で加点。CTB平翔太(2年)のPG、松下の2つめのトライで、15-0とした。前半27分、早大もCTB野中健吾(2年)がトライを返したが、明大は自陣からの攻撃で1年生WTB海老澤琥珀が左タッチライン際を抜け出し、最後は右オープンにボールを運んでWTB安田昂平(3年)が右コーナーにトライ。20-3とする。さらに39分、早大ゴール前のラックサイドをPR為房慶次朗(4年)がついてトライを追加。平がゴールを決めて、前半を27-3として折り返した。
明大は「早大のディフェンスは流してくる」と分析。面で追い込むような早大のディフェンスに対して縦に走り込んで前進し、BKが余裕を持ってボールを展開した。地域獲得のキックもよく伸び、前半は明大が完全に試合を支配した。後半も先にトライしたのは明大だった。早大のFB伊藤大祐キャプテンが大きく蹴り返そうとしたところで、このボールを明大SO伊藤耕太郎がチャージし、インゴールに転々とするボールを押さえて、34-3と突き放したのだ。
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