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「記憶に残るいい試合をしたい」と意気込む山本敦輝
気温が30℃を超える9月に開幕した関西大学ラグビーAリーグも、ついに最終節を迎える。同志社大学は開幕6連敗となり、すでに入れ替え戦の出場が決定。前節は、怒涛の快進撃を見せる京都産業大学に28-43で敗戦。後半は21-21と善戦したが、序盤の失点が痛かった。
全チームが第6節までを終え、京都産業大学と天理大学がともに6連勝。3位に関西学院大学がつける。この3校はすでに大学選手権出場を決めた。同志社は勝ち点を2から伸ばせず、創部史上初の最下位。12月9日には、Bリーグ1位の大阪体育大学との入れ替え戦を控えている。
最終節は12月2日(土)、東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで、関学大と激突する。新型コロナウイルスの影響で対戦がなかった2020年を除き、過去5年間の成績は2勝2敗。68-0で破った2021年以外、7点差以内の好ゲームが続いている。
主将のPR(プロップ)山本敦輝は「去年に比べてすごく実力のあるチーム」と印象を語った。
その言葉通り、関学大は開幕から4連勝と飛躍を遂げ、充実したシーズンを送っている。総合力の高いメンバーがそろうが、中でも注目は春のU20日本代表にも選出されたNO8(ナンバーエイト)小林典大だ。185cm・103kgの強靭な肉体を生かしたボールキャリーで防御網を切り裂く。
一方、BK(バックス)では得点ランキング首位のSO(スタンドオフ)齊藤綜馬が的確な判断でゲームメーク。ここまで15本のPG(ペナルティゴール)を決めるなど、キックにも絶対的自信を持っている。
昨季の対戦では前半だけで26点差をつけてリード奪いながら、後半に失速し逆転負け。劣勢だったスクラムで反則を繰り返し、数的不利になったことが1つの敗因だった。
前節の京産大戦ではセットプレーで互角以上の戦いを見せた。特に身長差で不利だったラインアウトではサインを工夫し、19本中16本を成功。相手の武器であるラインアウトモールに対しても、対策を徹底し被トライを減らした。「練習で精度高めていけば、関学大にも十分に通用する」(FL/フランカー西濱悠太)と手応えはつかんでいる。
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