人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2023年11月21日

3年目のリーグワンまもなく開幕! カンファレンスBも、姫野和樹、稲垣啓太、堀江翔太ら 日本代表の主力が競演

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
  • Line

 

ジャパンラグビー リーグワン2023-24は、12月9日(土)、兵庫県のノエビアスタジアム神戸、東京の味の素スタジアムなどで開幕する。前回の本コラムではラグビーワールドカップ(RWC)2023に参加した日本代表選手のうち、ディビジョン1・カンファレンスAの注目選手をピックアップした。今回はカンファレンスBの日本代表選手たちをご紹介したい。

松田力也

昨季準優勝の埼玉パナソニックワルドナイツは日本代表のスター選手たちが揃い王座奪還を狙う。全4試合に先発したSO松田力也(身長181cm、体重92kg、29歳、37キャップ)は、RWC2023では95%のプレースキックの成功率を披露した。しかし、本人も話す通り、SOとしての判断力、チームを勝たせるという面では課題を残した。4年後のRWCオーストラリア大会で世界トップレベルのSOになるため、リーグワンでさらに磨きをかけていくだろう。

堀江翔太

常に一貫したパフォーマンスで日本代表に欠かせぬ存在になっているのが、ジャック・コーネルセン(身長195cm、体重110kg、29歳、20キャップ)だ。目立つタイプではないが、怪我も少なく、FW第2列、3列を高いレベルでこなし、仕事量豊富に動き続ける。今季のワイルドナイツでも安定したプレーを披露してくれるだろう。FL/NO8福井翔大(24歳)、CTB長田智希(23歳)の将来性豊かな2人も貴重な経験を積みチームの中心選手としてますます存在感を増しそうだ。このほか、PR稲垣啓太クレイグ・ミラーヴァル アサエリ愛、HO坂手淳史堀江翔太、FLベン・ガンター、CTBディラン・ライリーがRWCに参加した。ベテランHO堀江は今季も「ラスボス」なのか、それとも? 

昨季3位に躍進した横浜キヤノンイーグルスには、PRシオネ・ハラシリ(身長180cm、体重118kg、24歳)、SO小倉順平(身長172cm、体重82kg、31歳、4キャップ)がいる。RWC2023での試合出場はなかったが、世界に勝つためにどんな準備が必要かを実感した。悲願の優勝に向かってその経験を生かしたい。ハラシリは昨季のリーグワンでは怪我のアマナキ・レレイ・マフィに代わってNO8を務め、爆発的な突破力を披露した。それをPRで発揮できれば、イーグルスFWの推進力はさらにレベルアップする。エネルギッシュなプレーに注目したい。

姫野和樹

トヨタヴェルブリッツはニュージーランド代表のSHアーロン・スミス、SO/FBボーデン・バレットの加入で話題だが、日本代表のキャプテンを務めたFL姫野和樹(身長187cm、体重110kg、29歳、32キャップ)がいる。常にポジティブなコメントでファンに希望を与えるリーダーだ。タックラーを弾き飛ばすボールキャリー、瞬時にボールを奪い取るジャッカルは世界トップレベル。世界のスーパースターたちとの相乗効果でさらにパワフルなプレーを見せてほしい。ヴェルブリッツには花園近鉄ライナーズから移籍のWTBシオサイア・フィフィタ(身長187cm、体重105kg、25歳、13キャップ)もいる。RWC2023で証明したように突破力だけではなく、スペースを見つける感覚にも優れ、対戦チームの脅威になるプレーを連発しそうだ。

アマト・ファカタヴァ

リコーブラックラム東京には、日本代表の救世主となったNO8アマト・ファカタヴァ(身長195cm、体重118kg、28歳、7キャップ)がいる。日本代表では慣れないLOを務め、RWCのアルゼンチン戦では、自らのキックを追いかけたトライで世界を驚かせた。昨季はシーズンを通して高いパフォーマンスを続けた。今季もファンを魅了するプレーを連発するだろう。そして、もう一人。昨季の入替戦で残留を決めた花園近鉄ライナーズには、FBセミシ・マシレワ(身長184cm、体重93kg、31歳、7キャップ)がいる。怪我で途中離脱したが、変幻自在のランニングスキルはライナーズの攻撃陣の大切な戦力だ。新しく就任した向井昭吾ヘッドコーチのもとで、どう機能するのか注目したい。

4年後のRWCオーストラリア大会に向かう日本代表を強化するためにも、リーグワンのレベルアップは不可欠だ。世界のレベルを知るRWC2023メンバーが率先して質の高いプレーを見せ、引っ張っていってほしい。新たに日本代表入りを熱望されるような選手の出現も楽しみだ。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ