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ラグビー コラム 2023年11月20日

【ハイライト動画あり】同志社大学、意地を見せるも京都産業大学に敗れて入れ替え戦が決定。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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ラグビー関西大学リーグ2023

【ハイライト動画】京都産業大学 vs. 同志社大学

15点差を追いかける後半戦。流れが傾いたと思われたが、京産大も王者の貫禄を見せつける。後半2分、逆サイドを突かれると、ギャップをラインブレークされトライを奪われた(7-29)。

しかし、同志社も前半の流れからFWが奮起する。またも敵陣右5mラインアウトからモールを形成し、最後はタイミングを見たFL荒川駿が飛び込んだ(14-29)。「FWみんなで取ったトライ」(荒川駿)と振り返り、前半のミスを取り返して見せた。

だが、同志社の時間は長くは続かなかった。22分にはゴールライン前まで攻めるも、ターンオーバーされ、ランとキックでボールをつながれ失点(14-36)。3分後にも、ディフェンスラインが崩れ、続けてトライを献上した(14-43)。

前節までの同志社であれば、このまま得点差を広げられる展開が予想された。しかし、今日の選手たちは一味違った。自分たちがこれまで渇望した考えるラグビーを体現した。

37分、一進一退の攻防からSO(スタンドオフ)嘉納一千(スポ4)や、CTB(センター)岡野喬吾(商4)が、ランで何度もトライに迫る。最後はラインアウトからモールを組むと、HO(フッカー)長島幸汰(スポ2)がラインを超えた(21-43)。

後半ロスタイムにも、テンポよく進んだアタックで、敵陣22m内へ侵入。FWの裏でボール受け取ったSO嘉納が、パスダミーから中央へ押さえた(28-43)。「自分の前にチャンスがあることは分かっていた」(嘉納)と冷静に戦況を見た司令塔らしいトライとなった。

しかし、この得点差を埋めるには時間がなさすぎた。レフェリーの笛が鳴り響き、選手たちは肩を落とした。

今回の結果に宮本啓希監督は「勝てた試合だった。でも、準備してきたことは全部出た」と選手たちを称えた。主将の山本敦は「防げたミスも多かった、今日良かったところをどれだけ伸ばせるか、そして長くできるか」と反省と展望を語った。

また、副将のFB(フルバック)芦塚仁(社4)は「113年目の伝統ある部なのに、先輩方にも泥を塗ってしまっているところがある。ラスト1節はこの4年間、育ててもらった同志社を体現して、勝つことにこだわりたい」と今季初勝利をチーム全員でもぎ取りに行くことを誓った。

リーグ戦もあと1試合。この1年間で味わった悔しさを全て吹き飛ばし、誇りを取り戻す一戦にしてほしい。

文:西田雄哉/写真:丸山潤一郎(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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