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ラグビー コラム 2023年11月4日

明治大学、5連勝を目指し慶應義塾大学との伝統校対決に挑む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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昨年度対抗戦・慶大戦でのCTB廣瀬

前節の立教大学戦では、試合序盤から攻守に圧倒し強さを見せつけた明治大学。97-7で勝利し、関東大学対抗戦で開幕4連勝を飾った。

試合が動いたのは前半5分。FB(フルバック)竹之下仁吾(政経1=報徳学園)がランプレーで次々と相手をかわし、ハーフウエーライン付近までゲイン。「自分で行こうと決めていた。いい入りができた」(竹之下)。

1年生の伸び伸びとしたプレーでチャンスをつくると、最後は左CTB(センター)平翔太(商2=東福岡)が中央へ切り込み、トライ。このトライでチームは勢いに乗り、BK(バックス)を中心にトライを重ね、前半だけで6トライ、40得点を挙げ、前半を折り返す。

立大戦でゲインするWTB安田

後半も明大が圧倒する。右WTB(ウイング)安田昂平(商3=御所実)と、SO(スタンドオフ)伊藤耕太郎(商4=国学院栃木)がそれぞれ3トライを決めるなど着実に得点を重ねる。

相手に得点を許す場面はあったものの、最終スコア97-7で快勝した。初紫紺の選手や、普段と違うポジションでの起用となった選手が多く見られた中、大差で勝利したことで、明大の強さと選手層の厚さを他大学に見せつける試合となった。

5連勝を目指し、日曜に明大が対戦する相手は慶應義塾大学。慶大とはAチームでは今年初めての対戦となる。昨年度の対抗戦では54-3と圧倒しているが、慶大は侮れる相手ではない。今年度の対抗戦では、初戦の筑波大学戦こそ18-21と惜敗したものの、その後の3試合は接戦を制し全勝と勢いに乗っている。

慶大はキックを多用してくることが特徴のチームだ。キックでエリアを取り、ペナルティを獲得することで得点を重ねてくる。左LO(ロック)山本嶺二郎(法2=京都成章)は「ペナルティで試合の流れが変わる。すごくカギになってくる」と規律を守ることが重要であると強調する。

攻守ともにペナルティを犯すことなく、相手の強みを封じたい。また、多くの選手が「低く刺さってくる」と表現するようにタックルを武器としている慶大。「今年はまだ戦っていないが、例年通りやはりディフェンスが強いイメージがある」(床田淳貴・情コミ4=桐蔭学園)。いかに相手の守りを崩し、持ち味の攻撃力を発揮できるかどうかが攻略のカギとなるだろう。

そのためにも「最初の入りの10分がかなり大事になってくると思う」(左CTB廣瀬雄也主将・商4=東福岡)。伝統校対決にプライドを持つ両校が試合開始から気合いの入ったプレーを見せ、どれだけ勢いに乗ることができるかが大切だ。その中で厳しい時間を制し、主導権を握ると大きく勝利に近づくことになるだろう。

明治大学スタメン

そして、明日はSH(スクラムハーフ)萩原周(商4=大阪桐蔭)と廣瀬の主力4年生2人の復帰戦でもある。「1カ月ぶりだが安定したプレーをしたい」(萩原)「このメンバーで紫紺を着られる回数も少なくなってきた。楽しんでプレーしたい」(廣瀬)と気合いは十分だ。

下級生の頃から対抗戦を経験してきた最上級生が帰ってきたことは間違いなくチームに好影響をもたらしてくれるだろう。彼らが明日どのようなパフォーマンスを見せてくれるかにも期待したい。

慶大戦以降は帝京大学、早稲田大学と明大にとってのライバルとなる大学との対戦が控えている。今試合で慶大に快勝し、次戦以降への弾みとしたいところだ。

文:廣末直希/写真:安室帆海(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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