AIが予測する準決勝の結果と優勝国。ラグビーワールドカップ

準々決勝のAI予測

以前、掲載した「ラグビー日本代表、AIが予測するベスト8進出の可能性」（https://news.jsports.co.jp/rugby/article/20190310225921/）、「ベスト8激突、AIが予測するラグビーワールドカップの優勝国は？」（https://news.jsports.co.jp/rugby/article/20190310225980/）に続く第3弾。今回はAIを使った「Opta」によるラグビーワールドカップ準決勝の勝敗予想を紹介しよう。

まずはその前に準々決勝の振り返りから。AIの予測ではアイルランドvs.ニュージーランド、フランスvs.南アフリカのカードは55：45の予測。どちらに転んでもおかしくないと予測された試合は、28-24でニュージーランド、29-28で南アフリカが激戦を制した。

一方、7：3と優勢だったイングランドはフィジーに大苦戦。30-24の辛勝だった。また、6：4だったウェールズvs.アルゼンチンは、29-17でアルゼンチンが勝利。AIの予測からすると番狂わせという結果になるだろうか。

準決勝のAI予測

さて、準決勝のAIによる予測だが、大方の予想通りの結果となっている。ニュージーランドと南アフリカが勝つ確率が80％を超えている。そこまでの確率にして大丈夫なのかと少し心配になるが、データからはこの2チームの決勝戦がほぼ確実、と言えそうだ。

さらに優勝国の予想となると、南アフリカが43.6％、ニュージーランドが41.3％、、イングランドが9.3％、アルゼンチンが5.8％の順となっている。

AIによる優勝国の予測

優勝予測の推移を「開幕前」「プール戦終了時」「準々決勝終了時」で比較してみると、南アフリカは開幕前の評価がそれほど高くなく、徐々に高くなっていることがわかる。

逆にニュージーランドは、フランスに次いで2位の評価だったが、プール戦で評価を下げた。しかし、世界ランク1位のアイルランドを破り、ベスト4に進んでいる。

イングランドとアルゼンチンは開幕前からそれほど数字は変わっていないが、チーム数が「20」→「8」→「4」と減っているため、相対的に評価は下がっていると言えるだろう。

残り4試合となったワールドカップ。AIの予測通りになるのか、波乱があるのか楽しみにしたい。