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ボールを持って走るウェールズのダフィッド・ジェンキンズ
プールCで3連勝中のウェールズはこの日も鉄壁の防御でジョージアの前に立ちはだかった。10月7日(土)、フランス西部の都市ナントにあるスタッド・ド・ラ・ボージョワールは、両チームのサポーターが詰めかけ大声援を送った。ウェールズ(勝ち点14)は負けたとしても、ボーナス点1を獲得すれば首位で決勝トーナメント進出が決まる。対するジョージアは、1分け2敗で勝ち点3。プール戦敗退が決まっているが、昨年11月にアウェイでウェールズ破っている。勝ち星のないままこの大会を終えることはできない。持ち前のフィジカルの強みを生かしてウェールズに襲い掛かった。
ラグビーワールドカップ2023 特集ページ
午後3時(日本時間22時)、ウェールズのキックオフで試合は始まった。立ち上がりからキック主体の攻防が繰り広げられる。両者はキックで地域を進め、密集周辺を縦に切り崩してチャンスを作るのが特徴。ボールは横ではなく縦によく動いた。先制したのはウェールズだった。前半16分、ジョージアのゴール前ラインアウトを得るとモールを押そうとしたが、これは動かず、すぐに展開して波状攻撃を仕掛け、最後はPRトマス・フランシスが135kgの身体をねじ込んでトライをあげる。
ゴールを決めたのは、ラグビーワールドカップ(RWC)デビューとなったSOサム・コステロ―(22歳)だった。コステローは当初リザーブでの登録だったが、試合前に先発予定だったガレス・アンスコムが股関節を痛めて急きょ先発となった。序盤からやや緊張気味でミスも目立ったが、得意のプレースキックは正確だった。追加点は前半23分、再びゴール前のラインアウトからモールを押し、止められると右オープンに展開し、FBリアム・ウィリアムズが右中間にトライ。コステローのゴールも決まって14-0。さらに27分、コステローがPGを追加して17-0とした。
ラグビーワールドカップ2023 フランス大会 プールC
【ハイライト動画】ウェールズ vsジョージア
フィジカルバトルで健闘するジョージアは前半35分、ゴール前のラインアウトからのモールを押し込んで、最後はCTBメラブ・シャリカゼがポスト下にトライをあげた。SOルカ・マトカワのゴールも決まって、前半は17-7で折り返した。
ウェールズの真骨頂が発揮されたのは、後半3分のトライだ。懸命にボールを繋ぐジョージアのアタックを粘り強く止め続けると、パスミスが起こり、これを拾ったCTBジョージ・ノースからボールはWTBルイス・リース=ザミットへ。22歳のスピードスターが約60mをあっという間に駆け抜けてインゴールにボールを押さえた。
17点差をつけられたジョージアも反撃を開始し、疲れからかやや集中力を欠いたウェールズから2トライを奪う。後半19分は、ゴール前のラインアウトからFWがラックサイドを何度も突いたもの。22分にはWTBダビト・ニニアシビリがやや緩慢な動きになったディフェンスの隙を見逃さずに抜け出し、左コーナーにダイブした。スコアは、24-19と1トライ、1ゴールで逆転可能な点差となり、スタジアムに大歓声がこだまする。
しかし、ジョージアの反撃もここまで。ウェールズは27分、34分にリース=ザミットが俊足を飛ばしてハットトリックを決め、終了間際、パワフルな突進で攻撃の起点になっていたCTBジョージ・ノースがダメ押しトライをあげた。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは、18タックルを95%の確率で決めたFLトミー・レフェル。「体が痛いです」とジョージアの突進を止めるのは簡単ではなかったとコメントした。
ウェールズの総タックル数は163。ジョージアの114を大きく上回り、4連勝のうちポルトガル戦を除く3試合で相手のタックル数を上回った。決勝トーナメントでもタックルでペースをつかむプレースタイルを貫くだろう。準々決勝はマルセイユに場所を移し、プールD2位との戦いとなる。一方、ジョージアのレヴァン・マイサシヴィリヘッドコーチは、勝利なく終えた大会を振り返り、「望む結果ではありませんが、私たちは毎試合戦い、決してあきらめませんでした」と語った。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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