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ラグビー コラム 2023年9月27日

明治大学、後半課題が見えるも成蹊大学に快勝。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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POMに選ばれた安田

青山学院大学に快勝して始まった明治大学の関東大学対抗戦。2試合目に迎えたのは今年度Aグループに昇格してきた成蹊大学。対抗戦優勝を目指す明治大学にとって落とすことはできない1戦を、「明大のスタンダード」にフォーカスを当てて勝負に挑んだ。

最初の得点は前半4分。明大のBK(バックス)陣が活躍する形で7点を獲得する。左WTB(ウイング)西川賢哉(政経4=桐蔭学園)がボールを持って前進しグラウンディング。左CTB(センター)廣瀬雄也のコンバージョンキックも成功し、快調な滑り出しとなった。

その直後には左PR(プロップ)床田淳貴(情コミ4=桐蔭学園)が自陣からハーフウエーラインまで激走。「今日は特にボール運びを意識してプレーをした」(床田)。FB(フルバック)秋濱悠太(商3=桐蔭学園)が敵陣の右サイドまでボールをキャリーし、廣瀬が逆サイドに豪快なキックパスをすると、そこで待ち構えていたのは右WTB安田昂平(商3=御所実)が。相手のディフェンスは追いつくことができず華麗なトライを決めた。

モールを組むFW陣

また、前半21分には、相手のミスから明大のチャンスが生まれる。ハーフウエーライン付近で成蹊大の選手がノックオン。すかさず攻撃に転じた明大はまたも左サイドから安田がインゴールへダイブ。左サイドからの攻めが多くの得点の起点となっていた。前半だけで安田は4トライを決め、チームの大幅リードに貢献。「みんながつないでくれたので取り切るだけだった。みんなに感謝をしたトライだった」(安田)。

右サイドに寄ったトライが多かったこともあり、廣瀬のコンバージョンキックがなかなか決まらない時間が続いてしまう。しかし、25分には秋濱が2トライ目を中央で成功し、さらに7点を追加した。前半だけで明大はトライ9本、コンバージョンキック3本を成功し、合計51点を挙げた。

後半開始直後も明大が勢いを落とすことはなかった。開始1分で安田がトライ。後半、安田はこの1トライにとどまったが、合計5トライを決めてPOM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)にも選ばれる活躍だった。「(前半はWTBだったが)後半はFBの仕事をしていたので、自分よりも周りを生かすプレーに変えた」(安田)。

ラグビー 関東大学対抗戦2023

【ハイライト動画】明治大学 vs. 成蹊大学|明治大学が開幕2連勝

12分には左FL(フランカー)森山雄太(政経4=東福岡)が、ラインアウトからつながったボールをグラウンディング。後半から廣瀬に代わってキックを蹴っていた右CTB平翔太(商2=東福岡)のコンバージョンキックも安定しており、65点目が決まった。「SO(スタンドオフ)にギャップを行かれてノミネートのところでミスをしてしまったが、焦らずに集中した」(森山)。

明大のペースで試合は終了するかに思えたが、最後の5分間が明大にとって、とても苦しいものとなった。40分に相手に得点を許すと、そのまま勢いに乗った成蹊大がボールを持つ時間が急増。自陣でプレーする時間が長くなってしまう展開に。

「ベンチで見ていて守り切ってほしかったと思う部分はあった。疲れてしまった場面で守り切れないと厳しいと感じた」(SO伊藤耕太郎・商4=国学院栃木)。点差としては93-12と大差のついた結果となったが、今後に向けて修正するべき点が見つかった試合となった。

次戦の相手は今節、早稲田大学相手に善戦をした筑波大学。菅平合宿での勝利を自信に、夏よりさらに成長した紫紺に期待したい。

文:成田美彩子/写真:廣末直希、安室帆海(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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