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ラグビー コラム 2023年8月18日

前年度の選手権ファイナリスト2校が今季2度目の激突。シーズンを占う夏合宿注目の一戦、帝京×早稲田戦プレビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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総合力を比較すれば、リザーブまで含めFW、BKとも抜き出た戦力を有する帝京の優位は動かない。早稲田としては焦点を絞り込んだプレーから突破口を開き、自分たちのペースで戦う時間を長くすることが、勝利への絶対条件となる。この点で16日の天理戦から参考にする部分は多いだろう。

むろん帝京も初戦の反省を生かすべく、高い意識でキックオフを迎えるはずだ。春季大会では立ち上がりの10分に接点で厳しくプレッシャーをかけて先に主導権を握ったことが、大勝の呼び水となった。激しい気迫のぶつかり合いが予想されるゲームの入りの局面は、大きな見どころとなりそうだ。

今年1月8日の大学選手権決勝で先発した15人のうち残ったメンバーは、帝京が10人、早稲田が8人。内訳を見るといずれもFWに前年のレギュラーが多く(帝京は6人、早稲田は5人)、セットピースやボール争奪局面では熾烈なせめぎ合いが繰り広げられるだろう。主軸が卒業したBK陣では、HB団のプレーメイクとキッキングゲームの攻防が注目される。

関東大学対抗戦で両者が激突するのは11月5日(@秩父宮、14時キックオフ)。2か月以上前の現段階ではともにチーム作りの途上にあり、シンプルかつ明確なテーマを持って今回のトレーニングマッチに臨んでくるはずだ。そしてその結果によって、この先のチーム作りの方向性もより明確になるだろう。

今季を占う重要な一戦は8月20日(日)の13時、サニアパークでキックオフを迎える。それぞれの現在地を、じっくりとチェックしたい。

文: 直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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