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静岡ブルーレヴズ vs. 東芝ブレイブルーパス東京
リーグワン2022-2023ディビジョン1は、今週末、第14節の6試合が行われる。レギュラーシーズンは残すところ3節。プレーオフ進出のトップ4入り、入替戦(10~12位)回避を巡る勝ち点争いは最終段階だ。静岡県袋井市のエコパスタジアムでは、7位の静岡ブルーレヴズ(静岡BR)と、5位の東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)が相まみえる。
順位は近いが両チームが置かれた状況はまったく異なる。13節を終え、プレーオフ進出を決めているのは首位の埼玉ワイルドナイツのみ。2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(51点)、3位東京サンゴリアス(47点)、4位横浜イーグルス)43点)が続くが、トップ4に可能性を残すのは、BL東京(39点)だけだ。一方、静岡BRは勝ち点25で6位ブラックラムズ東京と並んでいる。8位トヨタヴェルブリッツ(24点)、9位コベルコ神戸スティーラーズ(24点)10位三菱重工相模原ダイナボアーズ)20点)が5点差にひしめいており、どのチームが入替戦に回るのか予断を許さない。
トップ4入り狙うBL東京、入替戦を回避したい静岡BR。緊張感ある戦いは、午後6時にキックオフされる。両者は1月7日の第3節で対戦しており、29-16でBL東京が勝利。WTBジョネ・ナイカブラが3トライをあげて、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。この試合に出場していた主力選手が数名欠場する。静岡BRがクワッガ・スミス、サム・グリーン、BL東京はセタ・タマニバルという個人技でゲームの流れを変える選手たちだ。両チームとも組織力でこの穴をカバーしたい。
静岡ブル
静岡BRは今季、埼玉ワイルドナイツと14-15、東京サンゴリアスに17-25など、上位陣と好勝負を繰り広げながら惜敗することが多かった。しかし、現在は2連勝中で勢いがある。6日に発表された試合登録メンバーを見ると、前節とFW8名は変わらず。ベテランFL大戸裕矢が欠場のクワッガ・スミスに代わってキャプテンを務める。BKはサム・グリーンが怪我のため欠場し、前節WTB(11番)だったキーガン・ファリアがFBに入る。そして、11番で初登場となるのが、3月に加入したばかりのアラパティ・レイウアだ。サモア代表で2019年のラグビーワールドカップに出場し、日本代表戦では13番で先発していた。身長182cm、体重100 kgのパワフルなプレーは楽しみだ。もう一人のWTBは前節先発の伊東力がリザーブに下がり、槇瑛人が14番を背負う。
東芝ブレイブルーパス東京スターティングメンバー
対するBL東京は、ブラックラムズとの接戦を制した前節から先発15人で2名の変更のみ。前節リザーブだったHO原田衛、FL伊藤鐘平が先発し、前節先発した橋本大吾、佐々木剛がリザーブに回る。BKは変更なしでFB松永拓朗は全試合出場を継続中。ボールを持って進んだ距離(ゲインメーター)ではリーグ2位の1,308mを記録。思い切りの良いカウンターアタックで、チャンスメーカーとなっている。
両チームのスタッツを比較すると、圧倒的に差があるのが、タックルされながらボールをつなぐオフロードパスの回数。静岡BRが58回なのに対して、BL東京は189で攻撃の特徴が表れている。個人のスタッツでは、BL東京のリーチがボールキャリー151回とリーグトップの数字を出しているが、144回で2位につけるのが静岡BRのCTBヴィリアミ・タヒトゥアで、両選手のボールキャリー合戦は注目だ。
ホストゲームとなる静岡BRの「レヴズスタイル」は、スクラム、ラインアウトからのモールでプレッシャーを掛けていくもの。ここでどこまで前に出られるか。BL東京は「接点無双」を掲げ、個々の選手がガツガツと前に出てくる。自分たちのスタイルを貫き、激闘を制するのはどちらか。楽しみな一戦だ。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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