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グリーンロケッツ東葛 vs. 東京サンゴリアス
リーグワン・ディビジョン1のレギュラーシーズンは残すところ4節となった。プレーオフ進出の4位以内、ディビジョン2との入替戦となる10位~12位を回避したいという争いは最終段階だ。3月24日(金)~26日(日)は第13節の6試合が開催される。3月26日、千葉県の柏の葉公園総合競技場で行われるのは、11位のNECグリーンロケッツ東葛(GR東葛)と、3位の東京サントリーサンゴリアス(東京SG)の対戦。GR東葛はホームの柏の葉での3連戦の緒戦になる。
東京SGの勝ち点は現在42点で、4位の横浜キヤノンイーグルス(横浜E)と4点差、5位の東芝ブレイブルーパス東京と7点差。横浜E、2位のクボタスピアーズ船橋・東京ベイとの対戦を残すことを考えれば安心はできない。GR東葛には確実に勝っておきたいところだ。対するGR東葛は勝ち点9で、10位の三菱重工相模原ダイナボアーズと11点差、9位の静岡ブルーレヴズと12点差で、残る3試合で入替戦回避、または順位を上げて、ディビジョン2の1、2位との対戦を避けたい。
両チームは今季2度目の対戦で、1度目は2022年12月25日の味の素スタジアムで、50-19で東京SGが勝っている。SH齋藤直人、SO森谷圭介のHB団が先発し、齋藤のトライで先制、WTB尾崎晟也が2トライをあげている。GR東葛のレメキ ロマノ ラヴァキャプテンは11番を背負って先発し、トライをあげているが、試合後は「トップレベルのチームとの試合では最後の詰めの部分、とくにディフェンスをしっかりやないといけないです。きょうはサンゴリアスがコンタクトの部分でもほぼ勝っていたので、この結果になったと思います」と話した。果たして、3か月が経過し、両者の力量差は開いたのか、詰まったのか。
東京サンゴリアススターティングメンバー
東京SGは前節(3月17日)、花園近鉄ライナーズに64-12で勝り、連敗から脱出した。「本当にいい勝ち方ができた」と田中澄憲監督もそのパフォーマンスを評価。基礎的なプレーを正確に遂行することで再び波に乗ろうとしている。そのメンバーから今回は先発で5名の変更がある。1番のPRは石原慎太郎に代わって森川由起乙、LOは小林航が5番から4番に移動し、5番でハリー・ホッキングスが先発。FL(7番は)山本凱から箸本龍雅、WTB(11番)は仁熊秀斗からテビタ・リー、CTB(13番)は尾崎泰雅から中野将伍に変わる。リザーブ(18番)の細木康太郎はリーグワンで初のメンバー入りだ。
グリーンロケッツ東葛スターティングメンバー
GR東葛は、前節(3月19日)、コベルコ神戸スティーラーズに26-59で敗れた。メンバーは5名の変更があり、PR1番は瀧澤直から山本耕生、3番は上田聖から菊田圭佑に変わる。FW第3列は亀井亮依がリザーブに下がって6番に細田佳也が入り、8番だったアセリ・マシヴォウが7番に、6番だったフェトゥカモカモ・ダグラスが8番へと背番号が変わる。BKでは前田土芽が第7節以来の先発復帰。WTBは尾又寛汰に代わって杉本悠馬が出場する。
スタッツ(統計数値)で見ると、東京SGはGR東葛に直近の11試合で10勝1敗と圧倒しており、現在、4戦連続で40得点以上を記録している。今季のトライ数は東京SGの60トライに対して、GR東葛は31、得点は437点対211点と攻撃力にも大きな差がある。東京SGの1試合ごとの平均ボール保持時間は55%とディビジョン1トップで、GR東葛としては防戦一方になれば大量失点もあり得る。いかに東京SGのボール保持時間を減らし、相手陣で戦い、自分たちが攻撃する時間を多くできるか。僅差勝負に持ち込むにはボールを長く持ちたい。個人のスタッツでは、GR東葛のレメキがゲインメーター(1239m)、ディフェンス突破(70回)でリーグ1位の数字を記録しており、松島幸太朗とのFB対決は注目点のひとつだ。
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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