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ラグビー コラム 2023年1月13日

唯一の全勝チーム埼玉ワイルドナイツに 姫野、古川率いるトヨタヴェルブリッツが挑む

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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埼玉ワイルドナイツ vs. トヨタヴェルブリッツ

大混戦になっているジャパンラグビーリーグワンは、1月14日(土)、15日(日)、第4節を迎える。3節までを終えて、全勝は埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)のみ。これを、2勝1分けのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、2勝1敗の東京サントリーサンゴリアスコベルコ神戸スティーラーズ東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)、三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)が追う展開。首位の埼玉WKは、1月15日、本拠地の熊谷ラグビー場に8位のトヨタVを迎え撃つ。

埼玉WKは、開幕節でプレーメイカーのSO松田力也が昨季の怪我から復帰。BL東京の激しいプレッシャーに苦しみつつ、後半逆転し、最後は交代出場のSO山沢拓也がPGを決めて勝ち越した。第2節でも静岡ブルーレヴズに苦しめられたが、終了間際に交代出場のSH小山大輝のトライ、山沢のゴールで15-14と1点差の勝利。第3節は全勝対決となったが、相模原Dを40-5で下している。この試合では、南アフリカ代表LOルード・デヤハーがリーグワンデビューを飾った。

「過去2試合はセットピースでプレッシャーをかけられましたが、きょうは相手にプレッシャーをかけて良いラグビーができたことを嬉しく思います」と、ロビー・ディーンズ監督。坂手淳史キャプテンは「パスミスもあったので次の試合に向けて成長していきたいと思います」と反省を忘れなかった。この試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた大西樹は、選手層の分厚いFW第三列のなかで、好サポートから2トライをあげるなど出色の活躍。今後も期待の戦力だ。

トヨタVは3試合連続の僅差勝負で1勝のみ。開幕節では、31-26と静岡ブルーレヴズを下したものの、第2節は25-27で相模原DB、第3節は25-29でリコーブラックラムズ東京に競り負けた。質の高い選手が揃っていることは誰もが認めるところだが、攻め込んでもチャンスを生かせず、ラインアウトの獲得率も73%と低かった。最強の相手、埼玉WKに対してラインアウトの獲得率を上げ、プレーの精度を高められるかどうか。

埼玉ワイルドナイツスターティングメンバー

1月13日に発表された試合登録メンバーを見ると、埼玉WKは前節から先発で4名の変更がある。3番のPR藤井大喜、SH小山大輝は第1節以来の先発、FLベン・ガンターが怪我から復帰、前節レッドカードを受けたダミアン・デアレンデに代わってヴィンス・アソが先発する。LOルード・デヤハーは引き続き4番を背負い、SO山沢拓也も2試合連続の先発。松田力也はリザーブからのスタートだ。また、怪我で日本代表活動から離れていたPRヴァル アサエリ愛が18番でメンバー入りしている。クレイグ・ミラー堀江翔太、愛という強力なFW第三列が後半の勝負どころで投入されるのかもしれない。

トヨタヴェルブリッツスターティングメンバー

トヨタVのメンバーは、前節から先発で6名の変更がある。PR三浦昌悟、HO彦坂圭克、NO8フェツアニラウタイミ、SH福田健太、WTBヴィリアメ・ツイドラキは2試合ぶりの先発。ツイドラキは第1節、第2節ではFBでプレーした。技巧派CTBチャーリー・ローレンスは今季初登場だ。両FLは、南アフリカ代表のFLピーター・ステフ・デュトイと、姫野和樹。ボール争奪戦で激しくファイトする2人がチームの悪い流れを断ち切れるのかどうか。姫野と共同キャプテンのFL古川聖人はリザーブからのスタート。これ以上黒星を重ねられないトヨタVはフィジカルバトルで優位に立ちたい。激しい肉弾戦が際立つ立ち上がりになりそうだ。

文:村上 晃一
村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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