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POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたポルテレ・シオネ
赤紺の戦士たちが3週間ぶりにグラウンドへ帰ってきた。相手は前節、同志社大学を苦しめた関西大学。前節までの課題を修正し、80分間京産大らしいタフなプレーが見られるか期待が高まる。
関大のキックオフで試合は始まった。試合開始直後、ノックオンで相手にチャンスを与えてしまう。そのままミスが続き、PG(ペナルティゴール)を決められ先制点を許した。
しかし、その悪い流れを断ち切り、LO(ロック)フナキ・ソロモネ(現2=目黒学院)が大きくゲイン。そのボールを右サイドで受け取り、初先発となったCTB(センター)小野麟兵(済2=京都工学院)がゴールラインまで楕円球を運び、逆転した。ここからリズムに乗った京産大。続く前半7分には、開幕戦から2試合連続で得点し、4回生の意地を見せるFB(フルバック)北山絢大(営4=東海大仰星)がトライ。14-3となった。
前節ではセットプレーでのミスが目立ち、京産らしいプレーをしきれないという課題があった。だが、前半8分相手ボールで組んだファーストスクラムでは、ターンオーバーに成功し、3週間の練習の成果を見せた。
その勢いのまま、フナキとPR(プロップ)渡辺龍(営4=甲南)の激しいアタックから相手のペナルティを誘う。前半14分、WTB(ウィング)ポルテレ・シオネ(現1=目黒学院)のタックルでターンオーバーに成功。そのボールをポルテレ自身がゴールラインまで運びトライ。さらに追加点を挙げ、21-3。
前半20分には、ラインアウトなどで活躍を見せるFL(フランカー)松永壮太郎(済2=京都工学院)が公式戦初トライを決めた。SO(スタンドオフ)西仲隼(法4=近大附属)のキックも前節に引き続き、圧倒的安定感で得点を重ねる。
その後も京産大の得点が続き、前半も残り数分となったところで相手のラインアウトミス。こぼれたボールをSH(スクラムハーフ)土永旭(営2=光泉カトリック)が奪う。そこから北山がゴール前でキックパスし、そのボールで得点した。47-3と点差を広げ、試合を折り返す。
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