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早稲田大学が優位に立ったラインアウトモール
主要大学が集って夏合宿中の菅平高原(長野県上田市)で、8月25日、東西の上位チームである早大と京産大が対戦。伝統的にスクラム、モールを軸にする京産大に対し、早大が逆に圧力をかけ、40-22で快勝した。初の関西王者・京産大にとっては課題の多い内容になった。
早大は、21日の帝京大戦で負傷退場したSO伊藤大祐(3年)に代わってSOには守屋大誠(2年)を起用した。午後1時、試合は早大ボールのキックオフで始まった。開始2分、京産大にラインアウトからのモールを押し込まれ先制トライを許す。京産大が自陣からはキックを多用したが、早大は自陣から積極的にボールをつないで攻め、前半10分、ゴール前の連続アタックからPR亀山昇太郎(2年)がトライを返した。
トライを決めたラウシ―・アサエリ(京都産業大学)
直後のキックオフでは京産大のプレッシャーを受け、タッチラインの外に押し出されると、そのラインアウトからモールを押し込まれ、京産大LOアサエリ・ラウシー(4年)にトライを奪われる。21分にもハイパントにキャッチミスからピンチとなり、再びラウシーにトライされ、5-17と突き放されてしまう。しかし、早大は前半28分、京産大のラインアウトのボールを奪い取ってトライ。12-17とすると、35分にはタッチライン際で細かくパスをつないで抜け出し、最後はFB小泉怜史(4年)が次々にタックルをかわしてトライし、吉村がゴールを決めて19-17と逆転した。
素早いパスを見せたSH宮尾昌典(早稲田大学)
京産大は終始ラインアウトが不安定で、早大はここで何度もチャンスをつかみ、ピンチを脱した。スクラムでも優位に立つ早大は後半さらにトライを畳みかける。後半3分には、ハーフウェーラインから少し京産大陣に入った中央スクラムから攻め、吉村が前に出て内側に走り込んだ守屋にパス。抜け出した守屋をSH宮尾昌典(2年)がサポートして、1年生の野中健吾につないでトライ。26-17とリードを広げた。
大学ラグビー2022開幕直前! 菅平合宿 練習試合
【ハイライト動画】早稲田大学 vs. 京都産業大学
その後、京産大に攻め込まれるが、粘り強くタックルしてパスミスを誘い、大きく相手陣へ蹴り込む。ラインアウトからモールを押し込んで、HO佐藤健次(2年)がトライ。33-17とした。京産大CTB家村健太(4年)のキックパスからWTB北山絢大(4年)にトライを返されたが、後半23分にラインアウトのモールから佐藤健次がトライを追加して、40-22で勝利した。帝京大戦で負傷退場した佐藤が大事に至らず、この日も持ち前の突破力を発揮したのはシーズンに向かって好材料だ。また、チームとして帝京大戦に続いてスクラムに手ごたえをつかんだことも大きい。早大は8月28日、夏合宿の最終戦として関西大学Aリーグの同志社大との練習試合に臨む。
一方、京産大は勝負どころのラインアウトで何度もボールを失い、スクラムでも反則を取られた。トライチャンスを作りながらハンドリングエラーで取り切れない場面もあった。課題は多いが、この日はWTBに入ったシオネ・ポルテレ(1年)、FL福西隼杜(4年)など突破力ある選手もおり、FB竹下拓己(4年)ら正確なプレースキッカーもいる。まだまだチーム力は上がるだろう。大学日本一を狙うチームとしては、シーズン終盤に向けてセットプレーを安定させたい。京産大は、8月27日、流通経済大と対戦する。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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