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男子15人制日本代表のテストマッチシリーズで盛り上がった日本ラグビー界だが、今度は女子15人制日本代表(サクラフィフティーン)が世界に挑む番だ。太陽生命JAPAN RUGBY CHALLENGE SERIES 2022の第1戦(女子南アフリカ代表)は、7月24日、岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムで行われる。
8月には女子アイルランド代表が来日する予定で、2試合ずつのテストマッチ(国代表同士の試合)計4試合の初戦である。サクラフィフティーンは、10月8日、ニュージーランドで開幕する女子ラグビーワールドカップ(RWC)に向けて強化中。現在、世界ランキング12位(7月18日現在)のサクラフィフティーンにとって、同13位の南アフリカ代表は現在地を測るのに格好の相手だ。
4月下旬から行われたオーストラリア遠征では、世界ランキング5位(現在8位)のオーストラリア代表に初めて勝利する快挙を成し遂げた。その勢いをつなげたいところだが、釜石での合宿中に新型コロナウイルス感染症陽性と診断されたスタッフ、選手が10名となり、難しいメンバー編成を余儀なくされている。しかし、直前でのメンバー変更はオーストラリア遠征でも経験済み。選手たちの対応力もあり、複数のポジションをこなす選手をうまく配置しながらしのぎたい。
ラグビー女子日本代表スターティングメンバー
7月22日、試合登録メンバーが発表された。5月10日のオーストラリア代表勝利のメンバーからは、23名中11名の変更がある。キャプテンのPR南早紀、オーストラリア代表戦は直前に欠場となったFL齊藤聖奈ら経験豊富な選手も出場。SOは20歳の今釘小町が務める。今釘はキッキングスキルに長け、SO、WTB、FBとさまざまなポジションでプレーできる。FBは20歳の松田凛日、オーストラリア代表戦ではCTBでプレーしていたが、FBの経験もあり、メンバー発表後の記者会見でレスリー・マッケンジーヘッドコーチは「15番の彼女も見てみたいと思っていた」とそのスケールの大きな走りに期待を寄せた。
父の松田努さんは、元日本代表の名FBだった。長く日本ラグビーを応援してきたファンの皆さんには嬉しいメンバー編成だろう。CTB古田真菜はオーストラリアのブランビーズにも所属して成長し、攻守にアグレッシブに動くキープレーヤー。このほか、マッケンジーヘッドコーチが、テストマッチに出場した気持ちをアピールした選手として、NO8小西想羅、PR北野和子、リザーブの向來桜子、川村雅未の名を挙げた。先発のWTB磯貝美加紗は初キャップ、向來、川村も出場すれば初キャップとなる。
マッケンジーヘッドコーチは、南アフリカ代表について「フィジカルなゲームを仕掛けてくると思います。タックルも強い」と話し、これに対して「我々はボールを動かしていきたい」と続けた。ほとんどの強豪国はサクラフィフティーンよりサイズが大きく、それに対して攻守にスピーディーに戦うのが日本流だ。RWCでは、アメリカ、カナダ、イタリアと同じプールで、マッケンジーヘッドコーチは「アメリカ、カナダといったフィジカルなチームに戦う前に南アフリカは良い相手です」と言った。
今回のテストマッチがテレビで生中継されることについて、マッケンジーヘッドコーチは、「女子ラグビーを見ていただく絶好の機会で、私たちがやってきたこと、鍛えてきたことを見てもらえるのは嬉しいです」と歓迎した。サクラフィフティーンが持つスキル、フィットネスは世界でもレベルが高い。粘り強くフィールドを駆け回り、相手にプレッシャーをかけ続ける姿をぜひ多くの人に見てもらいたい。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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