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ラグビー コラム 2022年6月1日

【ハイライト動画あり】明治大学、昨季王者の帝京大学を撃破。選手コメントで振り返る春の大一番。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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トライを決めた安田に駆け寄る選手たち

関東大学春季大会第3戦が行われた。相手は昨年度の全国大学選手権決勝で敗れた帝京大学。昨年度は招待試合、関東大学対抗戦、選手権での対戦全てで苦杯をなめた因縁の相手だ。

序盤から、帝京大のアタックを前になかなか敵陣に攻め込めず。試合は帝京大のペースで進められ、先制トライを許してしまう。

しかし前半22分、敵陣5メートルライン付近でのマイボールラインアウトからモールでそのまま前進し、HO(フッカー)松下潤一郎(法3=筑紫)がグラウンディング。「モールは行ける方向に統一していくことができ、まとまって組むことができた」(松下)。

前半39分、相手ボールのスクラムを押し込みマイボールに。スクラムから出たボールをつなぎ、FB(フルバック)安田昂平(商2=御所実)がビッグゲイン。そのままボールを足に掛け、自身の持ち味である俊足で相手ディフェンスを振り切りトライを決めた。前半は、14-12の2点リードで試合を折り返す。

2トライを挙げた松下

後半も接戦は続く。後半7分、マイボールのラインアウトからモールを組み、松下が持ち込み、この日2本目のトライを挙げる。このまま点差を突き放し逃げ切りたかったが、昨年度の大学王者・帝京大。一筋縄ではいかない。

ディフェンスのスキを相手のBK(バックス)陣に走られ、後半30分を経過してから立て続けに2トライを献上。逆転を許してしまう。しかし「反省をするよりも次のプレーをどうするかを重点的に話した」(LO/ロック山本嶺二郎・法3=京都成章)。焦りを見せず、次のプレーに集中する明大。

ラグビー関東大学春季大会2022

「技術もあるが、結局気持ちの部分。気持ちで負けたら(試合も)負ける」(大賀宗志・営4=報徳学園)。後半34分、そんな思いがプレーに現れた。敵陣5mラインのマイボールラインアウトからモールを形成し、FW(フォワード)陣で前へ突っ込んでいく。最後は紀伊遼平(営4=桐蔭学園)がグラウンディング。コンバージョンゴールも決まり、28-26と逆転に成功した。

関東大学ラグビー春季大会2022

【ハイライト動画】明治大学 vs. 帝京大学。春の大一番、昨季大学選手権決勝の再戦

さらに試合終了間際、敵陣でフェーズを重ね攻撃を続ける中、SO(スタンドオフ)伊藤耕太郎(商3=国学院栃木)が空いたスペースに走り込んできた秋濱悠太(商2=桐蔭学園)にパス。秋濱からパスを受けた安田が相手を振り切り、勝利を決定づけるトライを決めた。「拮抗していた中でのトライでとてもうれしかった」(安田)。安田のダメ押しのトライでノーサイド。最終スコア35-26で勝利を収めた。

昨年度の選手権決勝では帝京大の強力なFW陣に押されていた明大。しかし、今試合では明大が終始優勢に。スクラムでは相手の反則を誘い、5本のトライのうち3本はラインアウトモールからのトライ。

ディフェンス面でも、ゴール前に迫られる場面があったが、反則を出すことなく守り切る何度か場面が見られた。「アグレッシブに行くことができて、ディフェンスでしっかり我慢できたのが良かった」(WTB/ウイング石田吉平主将・文4=常翔学園)。

春季大会も残るところあと2戦。次は関東大学リーグ戦4連覇中の東海大学との対戦だ。東海大とは昨年度の選手権準決勝で対戦。そのときは明大が39-24で勝利している。「フィジカルが強いチームなので受けずに頑張りたい」(伊藤耕)。

帝京大戦に続きフィジカルバトルで勝利することができるか。勝利したほうが春季大会優勝に大きく近づく一戦は、6月5日(日)福島県のいわきグリーンフィールドでキックオフを迎える。

文:宇野萌香/写真:堀之内萌乃(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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