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ラグビー コラム 2022年3月11日

巻き返しを期す神戸スティーラーズか、連勝を狙うブラックラムズ東京か。リーグワン第9節プレビュー。

ラグビーレポート by 直江 光信
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コベルコ神戸スティーラーズ スターティングメンバー

キックオフ48時間前に発表された登録メンバーを見ると、スティーラーズは先発15人のうち8人を前節から入れ替えた。1列ではHO有田隆平が第2節以来、PR山下裕史が第4節以来の復帰。両ベテランの力で、攻守の起点となるスクラムで優位に立ちたいところだ。LOは前節リザーブのジェラード ・カウリートゥイオティがスターターに繰り上がり、203cmのJD・シカリングが5番からブラインドサイドFLヘシフト。FL今村陽良、NO8ブロディ・マクカランとバックローを組む。

SHは今季移籍加入した中嶋大希が初めて9番をつけて登場。本領発揮が期待されるニュージーランド代表50キャップのSOアーロン・クルーデンとどんな連携を見せるか楽しみだ。CTB陣は21歳の李承信がゲームキャプテンとして12番に入り、リチャード・バックマンとのコンビで出場する。14番はアンダーソンフレーザーが第2節以来のスタメン入り。FB井関信介は第5節以来、今季2度目の先発だ。

ブラックラムズ東京 スターティングメンバー

対するブラックラムズは、前節グリーンロケッツ戦からFW2人、BK1人の3人を変更した。フロントローでは大川創太郎が笹川大五に替わって3番に入り、豊富な運動量とワークレートの高さが光るFL福本翔平がリザーブから7番へ。前節7番の松橋周平はNO8に下がり、2試合連続でゲームキャプテンを務める。

BKで変わったのは、前節リザーブのSH南昂伸だけ。目下絶好調のSOアイザック・ルーカスから栗原由太、ロトアヘア アマナキ大洋の両WTB、ジョー・トマネ、牧田旦の両CTB、FBメイン平までは同じ顔ぶれだ。同じ21歳ですでに主軸の風格を漂わせるメイン平と李承信という期待の若手2人が、それぞれどんなパフォーマンスを見せるかという点も、この試合の見どころのひとついえるだろう。

2003年の発足時からのオリジナルメンバーである両者のトップリーグでの対戦成績を振り返ると、通算17試合でスティーラーズが14勝3敗と大きく勝ち越している(カップ戦、プレシーズンリーグを除く)。ただし14勝のうち14点差以上ついたゲームは2005年(39-17)、2009年(23-6)、2018年(63-27)、2020年(43-6)の4回しかなく、10試合は僅差の決着だ。昨季のリーグ戦も、後半29分の逆転PGで辛くもスティーラーズが1点差で振り切るという熱闘を繰り広げている(最終スコアは20-19)。

もうこれ以上負けられないスティーラーズと、連勝でさらなる浮上へ勢いをつけたいブラックラムズ。今回の激突も好ゲーム必至だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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