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横浜キヤノンイーグルススターティングメンバー
横浜キヤノンイーグルスは日本代表68キャップの大黒柱、キャプテンのSO田村優が第2節以来の先発。どんな足技、ゲームメイクを見せてくれるか。
ボールキャリー数(50回)とゲインメーター(364m)でディヴィジョン1で首位のアマナキ・レレイ・マフィは、いまやチームに欠かせぬエイトマンだ。
横浜キヤノンイーグルスの大きな武器は運動量だ。
第2節神戸スティーラーズ戦では「『自信を持っているフィットネスのところで勝とう』『前半ぶっ飛ばしていこう』というプラン」(沢木監督)で8トライを奪った。
横浜キヤノンイーグルスとしてはボールを動かし続け、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの大型FWを消耗させたいところだろう。
となれば、クボタスピアーズ船橋・東京ベイとしては、ブレイクダウンに圧力をかけて攻撃テンポを遅らせ、あわよくばボールを奪取したい。
横浜キヤノンイーグルスが負けた第3節埼玉ワイルドナイツ戦は、ブレイクダウン・ワークで後手に回った。埼玉ワイルドナイツ戦後に沢木監督が語っていた。
「横浜キヤノンイーグルスのやろうとしているラグビーは球が動くようなラグビー」
「ブレイクダウンの強い相手だったり、タックル後のリロードの早いチームに対してどうやって崩すかが課題で、次から何ができるかを話していきたいと思います」(沢木監督)
そんな横浜キヤノンイーグルスにとって、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのPRオペティ・ヘルは脅威となる一人だろう。今週はリザーブとなったPRヘルはブレイクダウンでリーグ2位となる4回のスティールを記録している。
ゲームテンポを調節できれば、クボタスピアーズ船橋・東京ベイは自慢の大型FWによる武器がある。成功率約94%のラインアウト(横浜キヤノンイーグルスは80%)からの強力モールは重戦車軍団の真骨頂だ。
主導権争いを制して強みを発揮し、今季4勝目を挙げるのはどちらか。成長著しい両雄が相まみえる、注目の一戦だ。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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