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ゲームキャプテンは、サンゴリアス戦で両軍最多の18キャリー、守備でもチーム最多13タックル(ミスタックル0)という獅子奮迅の活躍だったNO8姫野和樹(共同キャプテン)。
今季新加入のビッグネーム、19年世界最優秀選手のFLピーターステフ・デュトイも初戦に続いて先発。サンゴリアス戦では姫野に次ぐチーム2位の13キャリー、チーム2位の12タックルを放った。
また前戦6回のボールキャリーながら、両軍最多7回のディフェンス突破を見せたWTB岡田優輝も2戦連続の先発となった。
東芝ブレイブルーパス東京スターティングメンバー
ホストチームとして待ち受けるブレイブルーパスは、前戦から先発15人では5人(FW4人、BK1人)変更。PR眞壁照男、HO大内真、LO梶川喬介、FL徳永祥尭、WTB濱田将暉が入った。
オフロードパスも得意とする天理大卒の注目PR小鍜治悠太は、3試合連続のスタメン。ニュージーランド代表FLマット・トッドは、前回2回のターンオーバーを記録しており安定したパフォーマンス。
21年日本代表スコッドのWTBジョネ・ナイカブラは前戦13回のキャリーで、両軍最多のディフェンス突破7回。激しいタックルでも先頭に立つ存在だ。
激しさに定評のあるブレイブルーパスはバックスもタックルミスが少ない。CTB中尾隼太は前戦13タックルでミスタックル「1」。今週も指揮官トッド・ブラックアダーHCの古巣、クルセイダーズで主力だったCTBセタ・タマニバルとのCTBコンビで、攻防の最前線に立つ。
両者のラインアウト成功率は90%を超えているが、スクラムの安定性には差が見られ、ブレイブルーパスは2回の実戦で56%と低調(ヴェルブリッツは70%)。スクラム戦は見どころのひとつだろう。
ヴェルブリッツでは若手FWにも注目したい。強力な海外出身FWに注目が集まりがちなヴェルブリッツだが、今回の先発FWメンバー8人中6人が日本出身FWで、平均年齢26歳。リザーブにも21年日本代表スコッドのPR淺岡俊亮など活きの良い日本人FWが控えており、躍動に期待が高まる。
激しい接点勝負は避けられない注目の一戦「東芝ブレイブルーパス東京×トヨタヴェルブリッツ」。伝統ある強豪対決で、3勝目を手にするのはどちらか。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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