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ラグビー コラム 2022年1月21日

「昨季王者」埼玉ワイルドナイツが初陣!相手は「急成長株」横浜キヤノンイーグルス。おもてなしはリーグ最大級

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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埼玉ワイルドナイツスターティングメンバー

21年日本代表スコッドの両プロップ(クレイグ・ミラーヴァル アサエリ愛)に、19年W杯日本代表で1月21日に36歳の誕生日を迎えたレジェンド、HO堀江翔太が先発に登場。

そのほかベン・ガンター以外の8人の21年日本代表スコッド、全員がメンバー入りした。

ハードワーカーのFL長谷川崚太、献身的なNO8ジャック・コーネルセン、司令塔として成熟度が増してきたSO松田力也、日本代表ではウイングにも挑戦したCTBディラン・ライリー、そして安定感に磨きが掛かるFB野口竜司

リザーブには坂手淳史稲垣啓太福井翔大という3人のジャパンが名を連ねる豪華布陣だ。

さらに新加入のマーク・アボットは先発LOを担い、「サイクロン」の異名をとるオーストラリア代表WEBマリカ・コロインベテが11番で登場。ジャッカル名手のラクラン・ボーシェー、ワールドクラスの突進役であるヴィンス・アソはリザーブに入った。

横浜キヤノンイーグルススターティングメンバー

一方のイーグルスは、21年日本代表スコッドのHO庭井祐輔、SH荒井康植は先発するが、開幕2試合に先発していたキャプテンの田村優が欠場。

10番を担うのは永富健太郎。鞘ヶ谷ラグビースクール-修猷館-同志社大と進んだ27歳だ。出場機会を掴んだ永富が、攻撃力抜群の今季チームをどうコントロールするのか。

そして今季リーグワン最多33回のボールキャリーをしているNO8アマナキ・レレイ・マフィ。母国トンガ王国が災禍に見舞われるなか、先発でどんな勇姿を見せるのか。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイで南アフリカ代表のHOマルコム・マークスが合流したことが話題だが、横浜キヤノンイーグルスには同じく南アフリカ代表のジェシー・クリエルが帰ってきた。

昨季8強入りに大貢献した万能センターは、前節ハットトリックの梶村祐介とのコンビだ。同じく南ア勢のエスピー ・マレー、日野から新加入の竹澤正祥が両ウイング。フルバックは職人肌のラインブレイカーFB小倉順平だ。

直近9試合はすべてホストの埼玉ワイルドナイツに軍配。しかし試合勘は2連勝中のビジターに分があるだろう。攻撃精度も高く、自信も深まっているはずだ。

埼玉ワイルドナイツが、連覇への第一歩を踏み出すのか。それとも横浜キヤノンイーグルスが、番狂わせを起こすのか。大注目の好カードだ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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