【ハイライト動画あり】3連覇を狙う桐蔭学園、春の王者・東福岡、夏の覇者・東海大大阪仰星、初の準決勝進出の國學院栃木がベスト4。全国高校ラグビー大会　1月3日（月）の結果

チームを引っ張った常翔学園の山本大悟主将

東海大大阪仰星の湯浅大智監督は「（常翔学園は）育てていただいたチームで、高校ラグビーをリードしてくれたチーム。リスペクトして戦おうと生徒に話しました。しっかり、ディフェンスを丁寧にやってくれたのが非常に良かった」と話した。常翔学園の野上友一監督は「出だしにペースをつかまれたことが大きかった。強かったですね」と相手を称えた。

ハットトリックを達成した桐蔭学園WTB原

第4試合はBシードの佐賀工業が、Aシードで3連覇を狙う桐蔭学園に挑んだ。前半は佐賀工業が桐蔭学園の攻撃を粘り強いディフェンスで凌いでゴールラインを割らせなかった。だが前半17分、SO今野椋平（3年）のキックパスをWTB原小太郎（3年）がキャッチしてトライ。桐蔭学園が先制する。22分にも桐蔭学園は再びWTB原が抜け出してトライ。12-0とリードして前半を折り返した。

モールで押し込む佐賀工業

後半に入っても桐蔭学園の優位は揺るがず、WTB原のハットトリックとなるトライなど、2トライを加えて26-0。守備でも佐賀工業の武器であるモールを止めて、そのままノーサイドを迎えた。桐蔭学園の藤原秀之監督は「今日はモールゲームでした。FWがよく頑張った」と相手にトライを許さなかったFW陣を称えた。

第4試合終了後、4チームのキャプテンにより抽選が行われて、準決勝の対戦カードは下記の通りとなった。

◆1月5日（水）準決勝組み合わせ

・12:45東海大大阪仰星（大阪第2★）vs.東福岡（福岡★）
・14:30國學院栃木（栃木☆）vs.桐蔭学園（神奈川★）

文／写真：斉藤健仁