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ラグビー コラム 2021年12月29日

桐蔭学園、「チャレンジャー」として3連覇を目指す東の横綱。全国高校ラグビー大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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全国高校ラグビー大会

【ハイライト】神奈川県予選 決勝 桐蔭学園 vs. 東海大相模

花園予選が終わってから1か月半ほどで、常翔学園(大阪第1)と試合を行ったり、流通経済大柏(千葉)と練習をしたり、大学生に胸を借りたりと強化を進めた。強豪相手に試合勘をつけると同時に、藤原監督は「BK(バックス)のラインの組み替えや選手層を厚くするが大事」と先を見据えた。

落ち着いてゴールを決めるSO今野

正確なキックとラインに長けており、高校に入って10kg以上体重が増えたという副キャプテンのSO今野は「予選決勝はゴール前で取り切れなかったことが課題です。オプションを増やすことをやっています。3連覇に挑戦できるのは全国で1校だけで楽しみですが、先輩が強かっただけなので、チャレンジ精神をもって1つずつやっていきたい」と冷静に話した。

取材時も判断を重視したアタック練習をしていた

最後の花園に向けて、気合いを入れるために坊主頭にしたという副キャプテンの1人、LO小椋は「選抜大会ではラインアウトの成功率の悪さや1対1の弱さが課題になりました。ラインアウトではオプションを増やし、ディフェンスではダブルタックル、アタックでは真っ直ぐに当たるのではなく、スペースに当たるということに取り組んで改善されている部分があった」とチームの成長に自信を深めていた。

春の選抜大会は直前でケガをしてしまい出場できなかったが、キャプテンシーに長けたFL中島主将は「派手なプレーではなく、地道なプレーをするように意識している。一昨年、去年の優勝はその代の3年生のものです。自分たちの代で1つでも多く勝って、それが3連覇につながればいい。肌感覚としては春、夏と東福岡に完敗だった。最終的に東福岡を倒して優勝したい」と意気込んだ。

今季は個よりもまとまりで勝負する

今季、中島主将以下3年生が決めたスローガンは、意志がしっかりして動じないという意味の毅然の「毅」だ。力強いという意味もある。花園を知り尽くした名将と中島キャプテンの下、桐蔭学園は3連覇というプレッシャーよりも、チャレンジャーとして、1つ1つ戦うメンタルで最後まで戦い抜く。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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