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勝ち点は、25点の明大を、帝京大(23点)、早大(20点)、慶大(15点)が追う展開。11月20日には、明大対帝京大(秩父宮)の首位攻防戦がある。スクラムではどちらが優位に立つのか。多彩な攻撃が光る明大に対して、粘り強い帝京大ディフェンスはどちらが勝るのか。勝ったチームが優勝に大きく前進する。見逃せない一戦だ。11月23日の早大対慶大、12月5日の早大対明大という伝統の定期戦も順位争いの上で重要だ。2試合を残して、上位3チームは優勝の可能性がある。
たとえば、明大が帝京大にボーナス点を獲得して勝った場合、勝ち点は30点になる。ただし、早大が慶大、明大に満点で連勝し、明大にボーナス点を与えなければ、30点で同点になる。勝ち点が並んだ場合の規定は、【1.全試合の勝利数の多いチームから上位とする。2.当該チーム同士の試合で、勝ち点の多いチームを上位とする】なので、早大が上回ることになる。明大が帝京大に勝ち、早大が慶大に敗れると、その時点で明大の優勝が決まるかもしれない。帝京大が明大に勝ち、12月4日の慶大戦でも勝って優勝を決める可能性もある。
対抗戦の全国大学選手権出場枠は「5」。現在5位は筑波大だが、日体大が勝ち点差「4」で追っており、11月27日の直接対決の結果次第では逆転の可能性がある。また、昨季はコロナ禍で中止になった入替戦が今季は実施される。7、8位が対抗戦Bの1、2位チームと戦うことになるが、現在、青学大と立教大が5連敗で、7位、8位。残り2試合で入替戦回避は可能だ。対抗戦Bは、成蹊大、明学大がともに5連勝で昇格を狙っており、昇降格をめぐる戦いにも注目したい。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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