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近畿大学福山竜斗キャプテン(9/19 近畿大学 vs. 天理大学)
関西大学Aリーグ2021は5連覇中の天理大が優勝争いの軸になると思われてた。ところが、開幕戦で昨年最下位の近畿大に敗れる波乱のスタート。勢いに乗った近畿大は第2戦でも春の関西王者・同志社大を破る。ジュニア・ジャパンのPR紙森陽太(4年)を軸にしたスクラムは安定し、CTB福山竜斗キャプテン(4年)、中洲晴陽(4年)らが引っ張るBKもスピーディーにボールを動かし、FW・BK一体となった連続攻撃でディフェンスを崩す。ディフェンスも粘り強くバランスのとれたチームだ。
京都産業大学 平野叶翔キャプテン(10/24 京都産業大学 vs. 摂南大学)
近大の快進撃を止めたのは、京産大だった。初戦で立命館大を41-20で下すと、10月17日の近大戦ではセットプレーで圧力をかけつつ、FB竹下拓己(3年)が廣瀬佳司監督の期待に応え、3PGを決めて競り勝つ。その後も摂南大、関西大を破って4連勝。11月6日の同志社大戦では、WTB和田悠一郎(4年)ら同志社大のキープレーヤーを徹底マークして接戦に持ち込み、17-19とリードされて迎えた後半39分、自陣から攻め、最後はFL三木皓正(2年)が逆転トライを奪った。5週連続の試合でも最後までスタミナが切れずに5連勝。伝統のタフネスは健在だ。
天理大学 アシペリ・モアラ(9/19 近畿大学 vs. 天理大学)
初戦で敗れた天理大は、その後は徐々にチーム力を上げていて白星を重ねている。開幕前は負傷者が多くチームのまとまりを欠いていたが、昨季の大学選手権優勝メンバーのLOアシペリ・モアラ(4年)も怪我から復調してきた。11月7日の関西学大戦では激しいタックルに苦しみながらも38-17で勝ち、4勝1敗とした。
今季よりポイント制度が導入されたことで勝敗だけでは順位は決まらない。勝ち=4点、引き分け=2点、負け=0点。ボーナス点もあり、勝敗に関係なく4トライ以上獲得=1点、7点差以内の負け=1点となる。関西大学Aリーグの全国大学選手権出場枠は3チーム(※11月12日に、関西は4チームと協会発表あり)。7位と8位は下部リーグとの入替戦に回る。各チーム2試合を残しての順位を確認しておこう。
▽勝点(第5節終了時点)
23点・京都産業大学(5勝0敗)
20点・天理大学(4勝1敗)
19点・近畿大学(4勝1敗)
16点・同志社大学(3勝2敗)
9点・関西大学(2勝3敗)
6点・摂南大学(1勝4敗)
5点・立命館大学(1勝4敗)
3点・関西学院大学(0勝5敗)
悲願の関西初制覇を目指す近大は、上位陣との対戦を終えており、残り試合で最大10点を獲得すると、29点でリーグを終える。29点を優勝ラインとして考えてみよう。
京産大対天理大(11月20日)、天理大対同志社大(12月4日)が残っているため、この3チームが星をつぶし合えば、近大に優勝の可能性がある。京産大は連勝すれば文句なしの優勝。1勝1敗でも、勝ち点6を積み上げれば、29点になり、同点の場合は近大に勝っているため京産大の優勝になる。天理大は、京産大、同志社大に連勝し、満点の10点を獲得すれば近大を上回って6連覇を達成することができる。
下位グループの順位争いも混とんとしてきた。昨季4位の関西学大が5連敗で最下位に沈んでおり、同大戦(11月20日)、京産大戦(12月4日)にすべてをかけて挑む。11月7日に摂南大を破った関西大は、立命館大(11月21日)、近大戦(11月28日)を残し、1勝すれば入替戦を回避できる。安泰のチームは一つもない。最終節まで熾烈な戦いが繰り広げられる。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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