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ラグビー コラム 2021年10月11日

【ハイライト動画あり】早大、プレッシャー乗り越え3連勝 筑波大は激しいコンタクトプレー実らず

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビー 関東大学対抗戦2021

【ハイライト】筑波大学 vs. 早稲田大学

後半も先にトライをあげたのは早大だった。前半5分、早大SH宮尾昌典(1年)が筑波大のディフェンス背後にキックし、蹴り返されたボールをタッチライン際でキャッチして中央に大きくパス。カウンターアタックから河瀬がディフェンスを突破し、長田につないでトライ。吉村のゴールも決まって、14-0とする。14分には、長田の縦突進で筑波大のディフェンスを乱し、河瀬がインゴールへ。チームとしてこの日3本目のトライ、ゴールも成功し、21-0と突き放した。

筑波大

しかし、筑波大はあきらめなかった。嶋サキ(山に竒)達也監督が「よく体を当てていた」と話した通り、この後もコンタクト局面で圧力をかけ続け、早大の攻撃を思うようにさせない。後半24分には、素早いテンポでボールを動かし、CTB松島聡(3年)のトライと、浅見のゴールで21-7。36分には、早大陣中盤の左ラインアウトからボールをつなぎ、SH鈴村淳史(4年)がトライをあげ、ゴールも決まって21-14の7点差に迫った。7点差の負けに与えられるボーナス点を獲得したが、反撃はここまで。その後はチャンスを作れなかった。

筑波大は後半30分にもハイタックルで谷山がシンビンになり、14人で戦う時間帯が20分もあった。規律面は今後の課題だが、チーム全体で前に出続ける意識は高く、10月24日の明大戦も楽しみだ。PR木原優作(3年)はシンビンになったHO肥田に代わってラインアウトのスローイングを無難にこなしたほか、フィールドプレーでも読みのいいボール確保などで活躍した。敗れはしたが筑波大の個々の選手の奮闘も称えたい。

プレイヤーオブザマッチに選ばれた河瀬諒介(早稲田大)

「3本のトライ差がついたところで、4本目、5本目を取れるチャンスがあったのに、取り切れなかったとことはレベルアップが必要です。ディフェンス面では筑波大がボールを持っている時間が長い中でよく我慢したと思います」。早大の大田尾竜彦監督は、苦しい中で勝ち切った選手たちを評価した。プレイヤーオブザマッチは、個人技でチャンスを作り、試合の流れを呼び込んだ河瀬諒介が選ばれた。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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