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対抗戦での先発出場は昨季の立教大学戦のみだったが、今季はここまで2試合連続で先発出場し、試合展開に合わせた的確なボール回しや、ディフェンスでチームの勝利に貢献している。12番で出場予定の川合は「華やかなプレーはできないが、身体を張ったディフェンスなど、チームから求められているプレーを地道に必死にすることを心掛けている」と話す。
さらに同ポジションの早大、長田智希主将(4年・東海大仰星)についても触れ、「大学ラグビーでナンバーワンのセンターともいわれる選手と戦えることは光栄なこと。尊敬の気持ちだけではなく、食ってやるくらいの強い気持ちも内に秘めている」と次戦に向け意気込んだ。
9月26日に行われた対抗戦2戦目では、34-12で慶大を3年連続で破り、勢いにのる筑波大。慶大戦について主将のFB(フルバック)松永貫汰主将(4年・大産大附)は「80分間前に出てつながるディフェンスができた。ターンオーバーからのトライもあり、ディフェンスで我慢してトライにつなげるという、自分たちがやりたいことが出せたゲームだった」と振り返った。
「前に出てつながるディフェンス」、特に「つながる」というフレーズは今年のスローガンが「Link」ということもあり、松永主将はよく口にする。だが試合後のインタビューで試合の評価できる点に「つながり」を挙げたのは今回が初めてだった。
そんな筑波大の「つながり」を感じられたプレーのひとつは、前半45分のトライに結びついたディフェンスだろう。自陣深くまで攻め込まれ、連続攻撃を受けた筑波大は身体を張った堅い守りで耐え続けた。
持ち前の俊足で対抗戦初トライを挙げた大畑
20フェイズを超えて攻防が続いた後、24フェイズ目に慶大からボールが離れた一瞬の隙にWTB大畑亮太(1年・東海大仰星)が蹴りだした。そのまま大畑がボールを追いかけ自陣から敵陣に向けて全力疾走。
もう一度ボールを蹴り、トライライン直前でボールをキャッチした。最後は相手にタックルされるも、カバーしていた松永にすぐさまパス、松永がインゴールに飛び込んだ。
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