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ラグビー コラム 2021年9月7日

慶應義塾大学、コロナ禍を乗り越え躍動の秋へ。ラグビー関東大学対抗戦チーム紹介

ラグビーレポート by 慶應スポーツ新聞会
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2年目のシーズン、山田は新たなポジションに挑戦

アタックに関しては、昨年の反省として挙げられた「単調さ」を受け、今年はバリエーションのあるアタックを目指す。「守りの慶應」から「攻守の慶應」へ。そのカギとなるのはFB(フルバック)としても活躍するSO(スタンドオフ)中楠一期(総3・國學院久我山)と、FB(フルバック)から吃驚仰天のコンバートを果たしたSHの山田響(総2・報徳学園)の2人ではないか。

エリアマネージメントに大きな影響をもたらす新ルールの「50:22キック」は高いキック技術が要求されるものであるが、中楠はプレッシャー下でも息をのむほどの正確なキックを長短使いこなしながらうまく活用する。また、キックだけでなく、滞空時間の短い正確なロングパスやキックカウンターで突破を図り、あらゆる面で隙を見せない。

山田も持ち前の俊足を活かし、8月の帝京戦では堅実なサポートから得点を重ねた。また、その左足から繰り出されるキックは飛距離・正確性ともに申し分なく、こちらも攻撃的なSHとしてSO中村大地(環4・桐蔭学園)とのHB団で試合を作る。

今年は昨年と異なり、学生に考えさせる余白を多く渡しているという栗原監督。原田主将も「オフザフィールドの場面でも選手たちが自ら率先して動いていけるように」と選手に主体性を求める。

昨年と違い、主体性という新たな武器を纏った慶大ラグビーは歴史に新しい風を吹かせることができるのか。タレントは揃った。ワセダに勝利し、冬の大学選手権優勝へ。初戦の日本体育大学戦で弾みをつけ、不足する実践力をつけたいところだ。慶應蹴球部にとっての実りの秋がやってくる。

文:黒川心平(慶應スポーツ新聞会)

慶應スポーツ新聞会

慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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