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ラグビー コラム 2021年7月6日

新たな布陣がどう機能するかに注目。B&Iライオンズのツアー2戦目はシャークスと激突

ラグビーレポート by 直江 光信
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中でも注目は、2018シーズンに宗像サニックスでプレーした24歳のSOカーウィン・ボッシュだ。パス、キックの優れたスキルセットに天性のラン能力をあわせ持つ気鋭のプレーメーカーで、スプリングボクスのジャック・ニーナバー監督も「何もないところから勝利へと導くことができる」とその才能を高く評価する。今回のB&Iライオンズシリーズでは安定感を重視するセレクションにより代表からは漏れたが、卓越したセンスを存分に発揮してボクスの10番争いに名乗りを上げたいところだ。

登録メンバー23人で南アフリカ代表キャップホルダーはボッシュひとりだが、ルベン・ファンヒールデンとハイロン・アンドリュースの両LOはともに身長2m級のビッグマン。オープンサイドFL(南アフリカでは伝統的に背番号6が務める)のジェームズ・フェンターは179cmと小柄ながら、俊敏さと腰の強い走りが魅力のクワッガ・スミス(ヤマハ発動機/南アフリカ代表)を想起させるファイターだ。CTBにはFLも可のマリウス・ロウと元U20南アフリカ代表主将のジェレミー・ワードが並び、攻守に渡りミッドフィールドを引き締める。キャプテンを務めるのは2019年のU20南アフリカ代表の22歳、NO8ペンドゥラニ・ブゼレジだ。

B&Iライオンズのガットランド監督はメンバー発表に際し、「これまでとまた違ったいくつかのコンビネーションが見られるチャンス。バックロー陣がどう機能するか楽しみにしている」と語り、「パワープレーの強さで知られる相手に対し、フィジカル面で試されることになるだろう」と試合の展望を口にした。7月24日の第1テストまでに残された実戦機会は、このゲームを含めあと4つ。意欲に満ちた世界的実力者たちが新たな布陣でどんなパフォーマンスを見せるのか、注目だ。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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