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ラグビー コラム 2021年5月28日

観客を喜ばせた最後のトップリーグ ラグビーの醍醐味を存分に披露し、新シーズンへの期待抱かせる

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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MVP福岡堅樹(パナソニック)

決勝戦はパナソニックとサントリーという攻守にバランスの取れたチーム同士の戦いになったが、パナソニックの堅守速攻の強みが存分に発揮された。最終スコアは、31-26と競ったが、内容は快勝だった。パナソニックは、2016年度、2017年度のファイナルでサントリーに惜敗している。特に2017年度は最後に逆転できるチャンスを得ながら、ラインアウトの凡ミスで優勝を逃した。その悔しさがあったからこそ、ディテールを丁寧に積み上げてきた。負けから学んだ4シーズンぶりの優勝だった。MVPは、当然のごとく福岡堅樹。新人賞は2人で、中止になった昨季の活躍で竹山晃暉(パナソニック)、今季全試合にフル出場した金秀隆(クボタ)が選出された。過去、多くの新人賞選手が日本代表入りしている。2人の今後にも大いに期待したい。

18年にわたって日本ラグビーのけん引したトップリーグが終わり、来季は新リーグが始まる。トップリーグとチームの顔ぶれは変わらないが、今季限りで多くの選手が引退した。五郎丸歩(ヤマハ発動機)、北川俊澄(日野)ほか長らく日本ラグビーの顔として活躍した選手が去るのは寂しいものだ。だが、五郎丸の佐賀工業高校の先輩であり、北川の関東学院大学の先輩である久富雄一(日野)は現役を続行する。「引退するタイミングを完全に逸しました」。8月で43歳のトップリーグ最年長選手が、新リーグでも息子のような選手達と戦うのだ。それもまた新リーグの楽しみの一つである。

文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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