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ラグビー コラム 2021年5月10日

【ハイライト動画あり】死力を尽くした激闘はトヨタ自動車に軍配。NTTドコモの快進撃、ついに止まる。

ラグビーレポート by 直江 光信
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持てる力をすべて出し尽くした。NTTドコモレッドハリケーンズの奮闘には大袈裟でなくそんな表現がピタリときた。そして、その渾身のチャレンジに劣勢を強いられながらも、要所でスコアを刻み最後に勝ちきったトヨタ自動車ヴェルブリッツの地力はさすがだった。奥歯を噛み締めるような緊迫感に満ちた80分。これぞプレーオフというべき熱闘だった。

NTTドコモの燃え盛る気迫は開始直後から緑の芝の上に立ちのぼった。キックオフを深く蹴り込み、猛然と体を当ててLOローレンス・エラスマス主将がボールをもぎ取ると、すかさず左右に連続攻撃を仕掛けてペナルティを獲得。SOマーティ・バンクスがPGを決め、3点を先制する。

9分にトヨタ自動車にPGを返され3-3で迎えた15分には、敵陣ゴール前のラインアウトからテンポよくフェーズを重ね、FBトム・マーシャルが右中間にトライ。27分にもWTBマカゾレ・マピンピのビッグゲインを起点に敵陣深くまで攻め込むと、CTBパエアミフィポセチが腰の強いランで2人のタックルを振りほどいてゴールラインを超えた。

マイケル・フーパー(4/25 トヨタ自動車 vs. 日野)

ここまではNTTドコモの狙い通りの展開。しかしトヨタ自動車も31分、FLマイケル・フーパーのターンオーバーから敵陣22メートル線内でチャンスを作ると、大外でパスを受けたWTB 高橋汰地が狙いすましたランで右コーナーに飛び込む。相手防御を崩しきれないシーンが続く中、流れが向こうに傾きかけた場面だっただけに、このトライの価値は大きかった。

さらに前半終了間際のピンチを粘り強い防御でしのぎきったトヨタ自動車は、後半開始早々にも集中力を発揮する。マイボールのキックオフを浅く蹴り込み、NO8キアラン・リードがタップして確保すると、ラックサイドのわずかなスペースをSH茂野海人が好判断でブレイク。内をフォローしたリードが右中間にトライを挙げ、18-15とこの日初めてリードを奪う。

もちろんNTTドコモも引き下がらない。直後のキックオフでペナルティを獲得すると、迷わずPGではなくタッチに蹴り出してトラインアウトを選択。サインプレーで巧みにポイントをずらしてモールを組み、一気になだれ込んでFLヴィンピー・ファンデルヴァルトがインゴールに押さえた。ゴールも決まり、22-18と逆転する。

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